2018年02月18日

ようやく「ダンケルク」を見たのですが


 いよいよ名画座に下りてきた「ダンケルク」を、早稲田松竹で見た……のですが。

 よくできた映画とは思うんですが、ぼくうっかり直前にキネカ大森で
 「激動の昭和史 沖縄決戦」を見ちゃいましてね。


 沖縄決戦に比べるとダンケルクなんてクッソザコいので、戦争ものっていうよりタイタニックみたいな「海洋パニックもの」にしか見えませんでした。

 ある意味状況がよく似てるのよね。制空権を失った状況で敵に包囲されている。本国はもう本土決戦に備えていて積極的な増援を送る気がなく、孤立無援。沖縄はもはや玉砕しかなく悲劇に次ぐ悲劇となるわけですが、撤退を選択したダンケルクは……。
 ……ええええええ、その状況で民間船が来てワーイて喜んでたらあかんでしょ! 何あれ、スピットファイア3機が1回出撃しただけで制空権奪回できたってこと? 海にはUボートいたんじゃないの? そんなにドイツ軍がガバガバだったんなら、撤退中に万単位の兵力失う方がワケわからんわ!

 ……そういうわけで、今週のキネカ大森は「激動の昭和史 沖縄決戦」「シン・ゴジラ」という狙いすました組み合わせ。見られる人は見ておくべき。




 あと、自分向け備忘。
 「あなたはインセプションをもう2回も見ているから忘れないように」

 「インセプション」を見たことないと、ずっと思い込んでた。でもなんで思い込んだかはわかる。予告編を上回る映像がまったく出てこないので、予告編しか記憶に残ってないから。どうもクリストファー・ノーラン監督とも相性が悪い感じだなぁ……。
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2018年02月16日

短評(ロープ/マンハント/ダブルフェイス)


ロープ -戦場の生命線-
[70点]
@渋谷シネパレス
 予告編ですごく気になってた一本。「1995年のバルカン半島(時期的にボスニアか?)」で、建前上の和平合意が成立した後、現地入りしたNGO職員が、井戸の中に投げ込まれた死体を発見する。腐敗して水が使えなくなる前に、ロープを調達して排除しなければならないのだが……。という話。
 サスペンスよりも、むしろ「戦場NGOの日常」的な作り込み。コミカルで軽妙な会話を連ねつつも、「終わらない戦争」の凄絶さを切り取っていきます。
 問題となるロープは、サスペンスならごく単純でありがちにもみえる手段で手に入れるんだけど、事前に雑貨店で「そのロープは売り物じゃない、○○のために使うのだ」って販売を断られるシーンが置いてあるために、重みが格段に違う……そしてロープ以上に重いのが「ボール」……これから見る人は覚悟してください。

 この一見地味なスペイン映画に、ベニチオ・デル・トロ、ティム・ロビンス、オルガ・キュリレンコ、こんなにすごいメンツがそろってていいんでしょうか。ただ、オルガ・キュリレンコの存在意義はあまりよくわからなくて、野宿中のベニチオ・デル・トロとの長めの痴話喧嘩のシーンがちょっと退屈。「争いの原点」みたいな意味合いだったのかもしれませんが、アレはいらなかったと思う……。



マンハント
[70点]
@TOHOシネマズ日本橋
 ジョン・ウー監督による日本映画のリメイク。高倉健版は見てません。
 正直言って、「香港系アクションノワール」と考えれば、そんなすごい作品ではないと思います。むしろ安っぽくて単純。人体実験が悪事として描かれ、中国には「731部隊」的な抗日路線で売り込みがかかりそうなのがなんかモヤります。
 単純なわりに話の切り替わりが雑なとこ多くてわかりにくいし、中国系の女優が全員同じ顔してて見分けがつかないのが致命的(監督の娘以外・笑)。クライマックスで國村隼のボディガードした人がヒロインにしか見えなくて、いきなり戦い始めたのでびっくりしました。

 ただ、「日本が舞台のアクション映画」と考えると、きっちり福山雅治をヒーローとして描き、めんどくさい愁嘆場はなく、アホみたいな銃撃戦をぶっ込み、盛り盛りのアクションでアガることこの上ない、日本では滅多に見られないエンタメに徹した作品なので、見ないのはもったいないです。
 そして、(最近の日本のアクション映画をあまり見てないのでこれ自体古い意見かもしれませんが)「日本は法規制が厳しいから山下埠頭で撮るしかないんだよ」的な発想はもう過去のもので、制作者側のやる気次第でなんとでもなるのだと、日本の映画関係者に骨の髄までわからせたという意味で有意義な作品だと思います。

 ……あと桜庭ななみの百田さんかわいい。



ダブル・フェイス
[50点]
@ヒューマントラストシネマ渋谷
 とりまニコラス・ケイジが出てるので。しかし内容的には代理母vs法律上の母、という、あちらさんらしい女性向けサスペンス。ただこれ、中盤まではどう見ても「代理母による家庭乗っ取りエンド」に向けてばりばり伏線を張っときながら、最後の最後であんまり説得力のない展開でそれが阻止されるのでなんだかなぁ。「DNA検査」でニコケイ夫婦が知る「衝撃の事実」は、観客にはとっくにわかってて何を今さら、なんだよなぁ。
 中盤にニコケイが夜のプールでヌードを見るシーン、あれが伏線でなけりゃなんなんだ。おっぱい見せたかっただけか。おっぱいと言えば、共通の友人のトレーナーのリンダさんがランニングで見せる乳揺れ、あれここ数年で見たベストおっぱいなのでそこだけはスーパーみどころ。



フェイス/オフ (吹替版) -
フェイス/オフ (吹替版)
ジョン・ウー監督のニコラス・ケイジ映画。
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2018年02月14日

劇場版マクロスΔ -激情のワルキューレ-

[55点]@TOHOシネマズ渋谷

 いやぁ……なんて言おう。
 マクロスΔこれが初見の人の感想はたぶんこう。「へぇ、忙しい感じだけどわりとよくまとまった総集編じゃないの?」
 マクロスΔテレビシリーズ全話つきあったオレの感想はこう! 「ぜんぜん別物やん! 半分くらい新作やん! ていうかこのストーリー構成で全26話作り直せ話はそれからだ


 ……いやはや、全面的にワルキューレ推しに再構成、そのために不要な設定は全部オミット(主人公の親父の話とか敵方の個別話とか)。ミラージュさんは最初から負け組確定で、マクロスって三角関係がキーファクターじゃねぇの? てなもんで。

 一方、テレビシリーズでは存在感薄かったメッサーパイセンが、準主役級にまで格上げ。
 本作ではまったくわかりませんが、テレビ版ではカナメさんは、「アラド隊長が好き」なんです。メッサーは単なるウザいお邪魔キャラで、それがイデオンで死んでくヤツみたいに、唐突にカナメさんが好きで命の恩人でって持ち上げだしたかと思うや、数話でお亡くなりに。ストーリー上は、「彼の機体が移譲された結果主人公がパワーアップ」以上の存在理由はありません。それがここまで……ここまで!

 つまり、テレビシリーズの構成がクソで、ワルキューレというアイドルユニットをウリに視聴者集めたアニメなのに、ワルキューレが活躍しなかったのです。総集編作るにあたって、メッサー→カナメLove なんてサイドストーリーを引っ張り出さなきゃならないくらいに、「ワルキューレがグランドストーリーに影響を与えるイベント」が少なすぎたわけです(本作の中盤に、明らかに蛇足な「ワルキューレの過去メン」の話が入ってることからもわかるというモノ)
 後半クールなど、ずっと「敵国の人たちがいろいろしんどい」っていう話をしてるだけ! 24話くらいになって、他のアニメなら序盤で明かしてそれを骨子に話を組み立てるであろう「悪役の目的」が判明して、バタバタとクライマックス。

 そこらへんいちおう反省して内容を改善し、ちゃんとワルキューレが活躍するテレビシリーズがあったという前提を捏造して作られた総集編が、これなわけです。
 マクロスFの劇場版もある意味そういう内容だけど、ここまでかけ離れてはいなかった。あちらはテレビも劇場版も「三角関係がメイン」ってハッキリしてたから。
 (マクロスFとの比較という意味では、ライブのアニメーションも個人的にはFの方が上かな。本作も、ラブライブ的3Dでがんばったものの1シーンだけだし、演出センスもストーリー性のあるFの方が好みです。)



 とはいえ、最近のサテライトの2クールロボットアニメがなんでことごとくクソかって、せっかくロマン・トマ氏がすげぇ美術で世界組み立てても、シナリオがキャラ優先それもおおむねラブコメorエロ方向で、世界観を活かす方向にまったく膨らまない(冗談でも何でもなく、彼の世界観がもっとも生きてた作品は最初期の「バスカッシュ」である。頼むリメイクしてくれ)って点。だから、「ワルキューレ推し」にしてまとまりは抜群によくなったけど、面白さの向上は限定的に過ぎません。

 サテライトは、ここらへんきちんと考えを正さないと、凋落する一方ではないでしょうか。ほんと、トマ氏がいるという超絶アドバンテージをどうしてここまで無駄遣いできるのか、理解に苦しみます。まぁ、あちらはパチンコ作れればビジネス的にはOKなのかもしれませんが。



 ……あぁ……でも……
 「いけないボーダーライン」だけは超名曲だと思うんだぜ……
 あれ大音響で聞けるだけでもそこそこ存在価値はあるのかもしれん……


マクロスF ゼントラ盛り Blu-ray Box (期間限定生産: 2014年12月24日まで) -
マクロスF ゼントラ盛り Blu-ray Box (期間限定生産: 2014年12月24日まで)
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2018年02月13日

ぼくの名前はズッキーニ

[75点]@109シネマズ川崎

 孤児院を舞台にした、フランス産のストップモーションアニメ。
 なんとも感想が出づらい作品です。でも、なんか、こう、クルものがある逸品なので、気になるものがある方は是非。

 ただ、この作品は「見てはいけない人」が存在します。「アニメなんて子供の見るモノ/ヨーロッパのアート系ならウチの子に見せてもいいザマス」とか思ってる意識高い系の方とそのお子さん。実際いたんだよかわいそうに。あの少年はいったいどんな感想を抱いたのか……。
 なんとなれば、予告編からは想像もつかないくらい、各子供の置かれた境遇がエグいんですよ! はっきり書いておくと、「子供が子供の言葉で、自分の見たセックスを説明する」描写がありますので、そのうえでお子様に見せていいかご判断ください。


 起伏が少なく、「物語」としてはあまり面白くありません。孤児院に送られた愛を知らない少年が、院の中で友情を育み愛を知っていく、それだけの話。
 でもこれほど、「言葉にすれば簡単」な話って、ない。牧歌的に美化されつつも、容赦なく描かれるフランスの孤児たちのリアル。
 この作品が、ストップモーションアニメという手法なのは、「実写でやるとキツすぎるから」に違いないです。福祉側にいるオトナが、現実離れなレベルでお人好しの善人という設定も、それが理由ではないでしょうか。特にあの警官さん、「いちいち感情移入してたらキリがない」って言いそうなポジションなのに。


 ラスト、ズッキーニとカミーユだけがああなるのは、この二人だけ、「両親ともに死んでいる」から。あとの子は、「親はいるけど孤児」なのです。ヤク中の子、強盗の子、性虐待されてた女の子(この子が脇役で、詳しい事情が説明されず、「髪」だけで心情を描くってのもヤバい)、強制退去させられた不法移民の子……移民の子が、人が尋ねてくるたびに「ママ!」って言って飛び出していく設定が、コミカルに描かれてはいるんだけど、リアルを想像してみ、って話でね……。
 物語は明るいエンディングを迎えるけれど、ふたりに「託す」しかない、残されたシモンの胸の内を思うと……幸多かれと祈るしかないと同時に、できれば僕は、この物語が「大人になった彼ら」を描写する終わりを迎えて欲しかった、と思わずにはいられません。



くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(吹替版) -
くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(吹替版)
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2018年02月06日

サリュート7

[80点]@ヒューマントラストシネマ渋谷

 先に全然関係ない話。「ブランク13」って、2/3公開ってぶち上げておいて、シネマート新宿のみで日に一回しかも狭い方のスクリーン2ってアホか。高橋一生と斎藤工のネームバリューだけでどんだけ人が来ると思ってんだ。素直に2/24公開、2/3先行上映開始、って言えや。



 さて。
 やはり「ゼロ・グラビティ」は影響を……って、またか! 今度はロシアに飛び火したよ! 最近のロシア映画はいろいろ自由が利くようになったみたいで。

 内容はゼロ・グラビティというよりむしろ「アポロ13」。
 ソ連時代、宇宙ステーション「サリュート7」が制御不能になり地球に落下しかねないトラブルに対処した実話の映画化です。現在、中国の天宮1号が同様の状況に至り、地球のどこに落ちるか予測不能という事態が進行中で、期せずしてタイムリーな作品となりました。

 といっても、史実は「霜の除去」辺りまでで、そこからはほぼフィクションらしいです。かなりご都合主義で、政治関係・人間模様もドラマチックに描きすぎにみえます。
 しかも、問題を解決する手法の大半が命令無視の力業、最後にトラブルを解決するのはソ連の象徴たる「ハンマー」とあっては、「ガガーリン」もそうでしたが、よくいえば実践的かつ牧歌的、悪くいえばテキトーで人命軽視(個人的に一番ヤバいと思ったのは、宇宙の外気に触れているであろうハッチを「素手」で開けてたこと)だったソ連時代の宇宙開発を、ロシア人たちが懐かしむノスタルジーものとして作った、っていうのが正味の話ではないかと推測します。


 とはいえ、理系必見。マジで。
 これ、たぶんVFXは背景の地球・宇宙のみで、宇宙船は全面的にセット・ミニチュア撮影のように見えるんですよね。そういうのを作れるだけの資料が細部に至るまで残っていた、ということでしょう。そこはそれ、冷戦時代宇宙の覇を競い合った国家ですから、画面作りの説得力がハンパないです。

 往時の「宇宙ステーション」のリアルを見てるだけでなんか感涙ものなんですが、とりわけ凄いなと思ったのは、宇宙ステーションの、全体の構造や姿勢制御、どういう力が加わってどういう風に動くかという挙動が、きわめてよく可視化できていることです。そういう「宇宙開発もの」って、実はこれが初めてじゃないかと思うんです。
 あれだけ「宇宙」を見事に表現したゼロ・グラビティでさえも、「宇宙ステーション」は「宇宙に浮かんでる」という表現でした。しかし本作では、序盤のドッキングに成功するや否やという手に汗握るシークエンスで顕著なわけですが、「地球の自転に合わせて超高速で移動してる」事実がきちんと伝わってくるのです。


 公開があと2回しかありませんが、機会ある方はぜひ。



ガガーリン 世界を変えた108分(字幕版) -
ガガーリン 世界を変えた108分(字幕版)
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2018年02月02日

短評(ヤマト2202-4/ガーディアンズ/ダークタワー)


宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -第四章・天命編-
[65点]
@TOHOシネマズ上野
 第一章第二章第三章
 個人的にはまあまあよかったのだけど、オリジナルを知ってる友人の評が、第三章同様にクソミソでした。どこに齟齬があるのかすり合わせてみると、本作の古代進のヘタレな感じが彼の記憶と噛み合わぬらしいです。加えて今回は、前回でっかく見せたズォーダー大帝も一気に小物化。
 現代的アレンジという意味でこれくらいのヘタレは許容範囲と思うし、それを前提とすれば「おまえがヘタレてもみんなで支えるぜ!」という波動砲撃つ撃たないのシーンは、けっこううまくまとまってたと思うんですけどね。
 ただ、無茶にもほどがある作戦ぶっ込みつつも、「名前のあるキャラは死なせない」方針が透けて見えてイマイチ緊迫感が足りず、ラストの斎藤さんのバトルに至ってはなにやってんの級の蛇足。
 あと、これも友人が言ってたんだけど、2199では「命令を必ず復唱」とかの細かい軍隊メソッドが行き届いていたのに、本作の脚本はそこがおざなりで大味、っていうのは確かに言えると思います。
 総じて現代アニメとしてはいいんだけどもはやヤマトではなく、いちばんリキが入ってたのが山本さんのキャットファイトってところで察してあげましょうってことでしょうか。前作もここら辺でキャットファイトだったよね……。



ガーディアンズ
[75点]
@ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
 「キリングバイツ」をけものフレンズ2期って言う人がいるんだから、本作は実質パディントン3

 いやー、クマのビジュアルだけでなんか持ってかれる、旧ソ連っていうだけでいろいろ無茶が利いてうらやましい、ロシア産アベンジャーズ。……っていうか最後のキメがアレなので、たぶん日本の戦隊もののほうが近いです。
 敵は「あらゆる機械を遠隔操作できる能力(このアイディアは素晴らしい。正義側が使った方が、現代ではいろいろ面白い話が作れそうな気がする)」を持つ「悪の博士」とそのクローン兵だけという割り切った作り。その博士にかつて作られた改造人間たちが、ロシア軍の中佐(士郎正宗のマンガから抜け出してきたような超カッケー美女)によって各地から集められ反旗を翻す……あとはひたすらバトって勝ったり負けたりパワーアップしたり。各キャラはいちおう悩み的なものを抱えていますが、あんまり回収されません。
 パワーアップ後の姿が超カッコいい。ついでにそのパワーアップを見守る開発スタッフの面々が、なんかカワイイのが好き。

 字幕がところどころ日本語として通じない部分があったのが残念です。たぶん孫訳だねアレ。



ダークタワー
[45点]
@チネチッタ
 イマイチ。というか、いろいろ登場するのに、結局必要なキャラがメインの3人だけで、あと全部投げ捨てってのが酷い。母ちゃんとか山羊飼いの子とかあの「基地」の面々とか、いったい何だったのよ。
 あのタワーってのはたぶん、「子供の純粋性」的な何かのの象徴だと思うんだけど、だったらある程度「壊す」が解答でないとダメでは、とも思います。少なくとも、コレからも俺たちずっと相棒だぜみたいなあの幕引きはありえんでしょう。
 そういや、「ペニーワイズの遊園地」みたいな描写があったけど、「IT/イット」となにかワールド共有してるのコレ?



3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ) -
3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ)
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2018年01月26日

ジオストーム

[75点]@チネチッタ

 ゼロ・グラビティはやっぱりハリウッドに衝撃を……って、これ書くの二度目! あの映像技術で「エイリアン」を作っちゃった「ライフ」に続き、あの映像技術で「ザ・コア」を作っちゃった、それが「ジオストーム」である!


 科学的考証? ケスラーシンドローム? 知るか! 見た目それっぽくてカッコ良けりゃいいんじゃ!

 重力とか気圧制御とか宇宙服の耐久性とか知ったこっちゃねぇし(と思ったら、終盤で「回転を失ったから」重力が消えたってセリフが……あれ遠心力で重力作ってたのかよ!)、気温のコントロールだけで地下のガス管だけピンポイントで破壊するし、ピストルを普通に宇宙ステーションに持ち込めるってどんだけガバガバよ?!

 地球での政治話の方もそれはそれはアレで、黒幕の目的が「自然をナメてる」としか言いようがないし、グローバル万歳な話をしてるようでいて活躍するのは北米とヨーロッパのみ、それ以外は全部やられ役という、「ハリウッドが考えるグローバル」が如実に出てますやん!


 でも、実のところ「気候を操作する」という部分は単に見映えの為だけにあって、「展開を考えてから理屈を後付けしている」タイプの作品に見えます。この作品で最もいいカンジに描かれるのは、宇宙と地球に分かれての兄弟共闘。これがなかなかにアツい!

 起きている事態が人為的な陰謀であるとかなり早い段階で提示して、そこから兄、弟、兄、弟とテンポよく、ドタバタアニメにも近いノリで切り替えながら、双方で謎にじわじわと迫っていく、見てて心地よいサスペンス。「秘密の暗号」はぐっときますぜ。

 あと個人的に、サラ姐さんが性癖的にどストライクでして、クソまじめなんだけど惚れた男のマジ顔の頼みに「い、一度だけだからね!」とツンデレるカッコかわいさが最高です。ラストの見せ場からのあの結婚しろ」が名ゼリフ過ぎる。


 ともあれ、「娯楽としてはめっちゃ正しい」ので、あまり茶々を入れずに楽しんで見ましょう。そういう作品です。



ザ・コア (字幕版) -
ザ・コア (字幕版)
posted by アッシュ at 16:30| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

短評(西遊記/パディントン2/フルメタ3)


西遊記 -ヒーロー・イズ・バック-
[70点]
@ユナイテッドシネマアクアシティお台場
 中国で大ヒットを記録したというCGアニメが、ようやく日本上陸。
 ……なるほど中国人が好きそうな。
 「西遊記」をベースに、乱暴者が正義漢に転じるこれまで何百回と作られてきた筋立てに、なんのひねりも付加価値もつけず、最低限必要な説明やお膳立てすら省いた、中身の薄いストーリー。
 その代わりアクションはてんこ盛り! 体感で全上映時間の3〜4割くらいは、アトラクティブなアクションをフルパワー&自在カメラワークでぶん回す! 強いぜカッコいいぜ孫悟空!
 もろにジャッキー・チェンをなぞっていたシーンもあったくらいで、ドニー・イェン版/チャウ・シンチー版同様に、こういう娯楽アクションがやっぱ彼らの血に合うんでしょう。

 とかく技術力はひたすら向上を続けるチャイニーズアニメ、先行き恐ろしいです。



パディントン2
[65点]
@109シネマズ川崎
 ……前作に続き今回も、児童文学の原作とは違い、擬人化コメディに託して「移民の若者」の苦労や交流を描き出す内容で、特に序盤は期待通りにおもしろいです。もふもふしてたらあのネタが出てくるのは、「シング」かよ! と思いましたね。
 ただ、中盤以降の展開がちょっと……「絵本泥棒を捜す」というメインプロットから主人公を遠ざけてまで突っ込んだその内容は、「かわいいクマの映画」で扱うにはあまりに重すぎ、「その題材を扱った」というにはあまりに軽すぎます。
 逆に、メインのはずの「絵本泥棒」は、思ったより単純に描写されており、それが要するに典型的イギリス人の戯画化というのは、そういう人物を直球で悪者にしていいんだろうかと、よその国の話ながらちょっと気になりますね。

<1/26追記>
思い立って調べてみたら、やっぱりメインの脚本家が変わってる……そうだよな、Mr.ビーンの人が、あんな品のない悪役を描くわけないもんな……。



フルメタル・パニック ーディレクターズカット版 第3部 イントゥ・ザ・ブルーー
[65点]
@角川シネマ新宿
 1 / 2
 やっぱ物語強度が抜群に高くて、絵が保つのがスゴい。ミリタリー格闘ロボットものと三角関係ラブコメを、どちらの世界観も壊さずに成立させるって、それだけでものすごい胆力ですよ。4期楽しみですな。
 ただ、キャラの置き方とかアレレな部分も多いのは、テレビシリーズからカットされてる部分が多いからかなと思ってたら、結局物語の締め方がガタガタだったのは残念。ラムダドライバどこ行ったんや……そんで、あれだけ魅せてくれたラスボスさんが、実は単なる自殺願望サイコパスでした、はさすがにマズいんではないでしょうか……。



モンキー・マジック 孫悟空誕生 [DVD] -
モンキー・マジック 孫悟空誕生 [DVD]
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2018年01月23日

日劇ラストショウとTOHOシネマズ日比谷


 日劇ラストショウの予約が始まってますね。
 ゴジラや黒澤明は好きな人に任せて、僕はここ10年でベストの作品である「トイ・ストーリー3」で名残を惜しむことにします。


 一方で、TOHO日比谷の詳細情報が出てきてます……そして、最大のスクリーンが、つまるところ「スカラ座」になる、という現実にクラクラします。
 新宿の時も書いたけど、東京のど真ん中だったら、平日から毎日イベント上映したって客来るんだから、1000人規模のスクリーン残せばいいのに。「都心ど真ん中に500人しか入らない常設イベントスペース」と考えると、ため息しか出ません。……設計段階で、今のイベント上映の興隆が見通せてなかったんだろうなぁ。
 でも、それこそ隣の宝塚は、広いホールに客を呼ぶためのストイックな集客努力を続けてきたわけです。映画業界が「娯楽の流れが変わった」とか言い訳して、手間を何もかけてこなかった時代の残滓なのかもしれません。

 ……現代の、そういうイベントにご執心なオトメどもの本拠地は、池袋に移っているわけですが。さぁ、TOHOと109がそれぞれぶっこんでくる池袋はどうなることやら。


 それにしても、TOHO日劇の跡地どうするんでしょうか。丸の内ピカデリーが珍しく挑戦的な「爆音映画祭」とかやってますので、いっそ松竹が買い取って、6スクリーンのシネコンにすると同時に、そういうイベントシアターとして活用してくれないかな? と思ってます。



【映画チラシ】さよなら東宝日劇ファイナルシネマ ひまわり他 [映画チラシ] -
【映画チラシ】さよなら東宝日劇ファイナルシネマ ひまわり他 [映画チラシ]
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2018年01月16日

短評(中二病ToM/マジンガーZ/フルメタ2)

アニメ3題。

映画 中二病でも恋がしたい -Take on Me-
[65点]
@109シネマズ二子玉川
 もともとこの「中二病でも恋がしたい」というアニメは、テレビシリーズの第一期でだいたい完結していたにも関わらず、人気が出たもんだから勢いで劇場版や二期を作ってしまい、しかしそれらは明らかに蛇足で結果的にコンテンツの力を失った、という経緯をたどった作品。
 で、今回の映画の一番すごい点は、じゃあどうするか→「きちんとコンテンツを終わらせた」こと。丁寧にまとめきったと思います。京アニは、こういうのに意識的だってところに信頼が置けますね。
 ただ逆にそこは弱みでもあって、この作品には「勇太と六花の関係性」以外に物語を動かす要素がない事実が、あからさまに出てしまってもいます。これまで広げてきた細々は、たたむ価値すらない何かでしかない。凸守と森サマは完全に百合要員!
 
 あと一点、鉄っちゃん方面にはあるシーンに衝撃を受けること請け合い。そうだよね、2012年スタートでその2年後の話だから、当然アレがまだ走ってるんだよね……。



劇場版マジンガーZ/INFINITY
[80点]
@チネチッタ
 ……いやもう、ここまでやってくれたら文句ないでしょ。細かいこと言ったらキリがないけど、無駄なアツさ、叫ぶ技名、当時のデザインのままの機械獣、そのわりにシナリオはちゃんと「現代」を念頭に置いてる。
 リアルタイム世代でなくスパロボもやってなくてメカがよくわからん自分が、ここまで納得してんだから、直撃世代の人は、号泣必至じゃないのマジで。

 ……なお、本作に対するTOHOシネマズの姿勢には疑義を呈したい。
 またMX4Dばっかりで、14日にチネチッタを使うハメに……マジンガー見る客が今さらアトラクション性に期待するわけないだろ!



フルメタル・パニック ーディレクターズカット版 第2部 ワン・ナイト・スタンドー
[60点]
@角川シネマ新宿
 前回に続き相変わらず現在の作品に見劣らないデキなれど、今回はエピソード的に、敵の行動が「子供のワガママ」でしかないのが辛いな、と。映像的にも、敵ロボのでかさ一点突破だし。「かなめとテッサの初顔合わせ」が最重要ってことですかね。



マジンガーZ Blu-ray BOX VOL.1(初回生産限定) -
マジンガーZ Blu-ray BOX VOL.1(初回生産限定)
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2018年01月10日

キングスマン ゴールデン・サークル

[50点]@ユナイテッドシネマアクアシティお台場

 前作。
 ……自分はどうやら、このシリーズと相性が悪いみたいで。次やるとしたら日本がニンジャマンとかいって登場しそうな気がするけど、見る気がしません。

 今回は、予告編見る限り脳みそ空っぽ系アクションに見えたし、実際、冒頭のアクションがめっちゃよくてめっちゃアガったので、そこからの落差が激しかったですね……。
 いやさ、前回アレだったのに、今回もコリン・ファースが主演にクレジットされてるので、どうやるのかと思ってたんですが、……そうきますか。それ……「物語において絶対にやっちゃいけないこと」じゃないですか?

 例によって「今までにないもの」を目指してる感覚はわかるし、ソレもその一環だとは思うのですが、ソレを選ぶことによって他の部分がグダグダになるという理解がありませんか? だってソレがアリって世界なわけですよね? ていうか、そこでエグジーが彼の存在を望んだら、前回彼がなした成長はいったい何だったんですか。
 ソレを選択したこと自体がもうグダグダなのに、ソレになんとか説得力を持たせようとする努力にやたら時間を使うので、ドラマ全体がすっかりタルんでさらにグダグダを増すという悪循環。
 ……たぶん、次回作で「マーリンも復活」して、「王大人かよ!」と総ツッコミを入れることになるんじゃないかと思いますが、これ単品で見るとすっげぇ萎えます。

 あと、ツウな方々は「エルトン・ジョン本人」で大爆笑してるんだとは思いますが、あのキャラはストーリー上は全くの無駄なので、ちょい顔出し以上に出演すべきではありません。あそこまで出すなら、主人公ときちんと絡ませるべき。



キングスマン(字幕版) -
キングスマン(字幕版)
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2018年01月06日

2017年ベスト&ワースト


 あけましておめでとうございます。

 去年公開だけど、アンテナにかかってなくて年明けてからあわてて見た一本(1/4終映!)。


Thunderbolt Fantasy -生死一剣-
[75点]
@ユナイテッドシネマ豊洲
 テレビシリーズの前日譚と後日談の短編二本。
 やっぱ燃えるわこれ。自分がKUBOの評価低いのはたぶん、人形アニメーションの新次元を切り開いた、という意味でこっちの方がスゴいと思ってるから。



 では例年通り、新年最初のエントリはベスト&ワーストで。

ベスト10

1位/バーフバリ -伝説誕生-
2位/バーフバリ2 -王の凱旋-
2017年は文句なく、
「バーフバリが日本公開された年」として記憶されねばならぬ。
滝登りシーンが好きなので、順位をつけるなら「伝説誕生」が上。

3位/皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
2017年いちばん泣けた映画。

そして、ベスト3が「ヒゲのおっさんがカッコいい映画!」


バーフバリ 伝説誕生(字幕版) -
バーフバリ 伝説誕生(字幕版)
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ [Blu-ray] -
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ [Blu-ray]


4位/ブレンダンとケルズの秘密
2017年いちばん美しかった映画。

5位/ラビング -愛という名のふたり-
比較的娯楽性の高い作品を並べている今回のベストテンで、異彩を放つ文芸作。


6位/ガールズ&パンツァー最終章 第1話
これベストテンに入れたら、来年から毎年入れることになるぞと思いつつ、おもろかったんだからしゃーない。

7位/キングコング -髑髏島の巨神-
ユニバースが乱立して共倒れ感漂ってますが、ゴジラvsキングコングだけはマジで楽しみ。

8位/スパイダーマン ホームカミング
この作品の何が凄いかって、ライバルのDCがエズラ・ミラーのフラッシュでキャラ丸パクリしたってトコじゃないかと思います。

9位/新感染 -ファイナル・エクスプレス-
久々に、娯楽全振りで毒気が少なくてかつ詐欺師要素のない(w韓国映画。
もっとこういうのを日本に入れて欲しい。ムリか特に最後の条件が。

10位/ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
もう1回見ていろいろ確かめたいのだけれど、「子供向けは名画座で再上映されない」罠にはまった。残念。

 次点は、「ミニオン大脱走」「人魚姫」「カンフー・ヨガ」「夜は短し歩けよ乙女」「BLAME!」「沈黙」等。最終的には例によって自分のストーリー志向に従いました。

ワースト1

1位/「人生タクシー」における森達也の掌編
元々好かない人だったが、決定的に嫌いになった。この人にとって「表現にもの申す」とか「反権力」であることは、「メシのタネ」でしかないのだろう。
いや、そこまではまだ、認めていいんだ。プロは誰だってメシのタネとして作品を作っている。だが、他者の作品と主張に丸ごと乗っかって、傑作を駄作に変えてまでそれを押し通すのは許せない。表現の世界において害悪でしかないから、とっとと消えろ。

 例年通りワースト5にして、「ガンダム Twilight Axis」とか「トリノコシティ」とか挙げたいのだけれど、ホントに今年はこの1本だけが限界突破して邪悪でした。ちゃんと映画を作って、自分たちの物語を伝えようとしている人たちははるかにマシです。


 では、今年もよろしくお願いします。
posted by アッシュ at 19:37| Comment(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

バーフバリ2 王の凱旋

[80点]@ムービル

 バーフバリィーーーー
 バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!


 ……ムービルで公開されると知ってビックリしたのですよ。
 じゃあ相当に拡大公開されるんだな、と思いきや関東圏でわずか9スクリーン、そのうちのひとつがムービル……ってスゴくレアなパターン。最近のムービルは、わりと中小の配給のものも手がけるようになったようです。
 ムービルは天井が高くて開放感があるので、応援上映をするなら新宿ピカデリーよりこっちの方が向く気がします。是非ご検討を。会員1100円だし!


 さて本作ですが。
 期待値MAXまで上がった状態で見て、ここまで満足できたんだからスゴいというしかないです。

 先に難を言えば、
前作のあらすじを最初に出してくれるのはいいんだけど、インド的な長い名前がひたすら羅列されるのでちょっとわかりにくい。初見の人に、子の代から始まり父の代の昔語りに移行している、つまりこの映画は父の代から始まってる、ってことが伝わったか?

○父と母の馴れ初め話は、ちょっと長かったかも。前作はあの辺りでひたすらアガる滝登りやアヴァンティカ口説きがあったからよかったけど、今回はそこまでアガらないです。その一方で、息子と嫁候補は何も進展しない!

○ラストが凄くあっさりなのが意外でした。まさか「バーフバリコール」なしに終わるとは思わなかった。でも……あのとき、謎のマーク出てたんだよね画面に。あのタイミングで「上映を止めて観客にコールしてもらう」という趣向では。初日から絶叫上映の新宿ピカデリー組大勝利?


 その上で。
 いやもう、相も変わらぬイケメン連打。腹よじれるほどド派手な演出、すべてが無駄にアツくてカッコイイ。
 本人の活躍以上に、嫁姑戦争がアツい! それがもたらす策謀戦がまたアツい! じいちゃんの悲壮な決意に思わず涙……。

 今回は基本的に主人公中心主義なバトルシーン。「もっと頭を使え!」と言われてひねり出す策の、全然頭使ってない感じがスバラでカッコいい。ボク知ってる、それ脳筋を使ってるんだ!
 そして手を変え品を変え繰り広げられるラストバトル。最後の武器となるのが母を戒めていた鎖、というのが鮮やか。
 そして決着のつくその瞬間は、天かき曇り稲妻ひらめきヒーローはカッコいいポーズを取るのである。こんな当たり前の演出を日本のアニメさえ躊躇する時代に、インドはやる、バーフバリはやる! なぜならヒーローはイケメンであらねばならぬからだ!

 あぁもう、早くノーカット版を前編後編ぶっ続けで見たい!
 バーフバリ! バーフバリ!



 さてこれで今年の映画はすべて終了! みなさまよいお年リバイバル公開のカードキャプターさげふんげふんげふん。


劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード
[75点]
@チネチッタ
 少しの作品知識と大量の少女マンガ脳が必要ですが、それさえクリアできればかなりの傑作。おっさんがそんなもんクリアすんなよ、っていうか、当時の女の子がちょっとウラヤマシイです。はにゃーん。




バーフバリ 伝説誕生(字幕版) -
バーフバリ 伝説誕生(字幕版)
posted by アッシュ at 20:25| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

トリノコシティ

[40点]@シネマート新宿

 ボカロ映像化もいいかげんネタが尽きようというところに、飛び込んできた大物。劇伴に40mP本人を連れてきたとあっては、今でもこの曲を目覚まし時計代わりに流してる自分としては無視できず、見に行きました。

 その劇伴は、素晴らしいところとまずいところと半々。専門でない人が劇伴やると、派手になりがちな罠にはまった印象です。でも戦犯は、セリフとの音量バランスを考えてなさそうな音響担当の方だと思います。


 あの歌詞から、「命の価値」「自分の居場所」みたいなコンセプトで物語をこさえてしまうのは、どんだけセンスないんだと思わずにいられません。そのため、「十文字以内で答えよ」という印象的なフレーズが「単なる呪文」に堕しています。

 そのコンセプトでくくった上で低予算で作ったのだ、という前提において、役者さんたちの熱演も相まって、わりと入り込んで見られる内容ではありました。
 それでも、もっといい作品になったはずですよ。予算が少ないんだったら、頭ヒネって工夫しなけりゃいい作品にはならないんですよ。
 この作品は、「テキトーなところで手を止める」としかいえない一番よくないタイプの頭の悪さが随所に見られ、すごく不快です。どこがというのを具体的に書こうとしたんですが書き切れないのでやめます。いやマジで。多すぎて、まとめるのめんどくさくなった。
 お金かけなくても何とでもなる、物語の構成や演出の基礎的な部分で、冒頭からラストシーンまで素人でもツッコめるってのはなんですか。プロの自覚を持ってほしい。



トリノコシティ (feat. 初音ミク) -
トリノコシティ (feat. 初音ミク)
posted by アッシュ at 16:11| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月28日

オレの獲物はビンラディン

[75点]@シネマート新宿

 常々書いているとおり、ヤク中のおっさんを演じさせたら世界一の俳優ニコラス・ケイジですが、また新たな境地に至ったようです。今回は、「あったまオカシイんだけど憎めないおっさん」です。もう、ほぼ全編あったまオカシイニコケイがしゃべくり倒すだけ(神様との漫才もあるよ!)のあったまオカシイ映画なんですが、なんかこう、イイんですよ。

 溺れても墜落死しかけてもマメに土産を買ってくるし、周囲の友人たちも「こいつのやるこったからしょーがねーや」て反応だし、このめんどくさい「タガのはずれ方」が映画のキャラクターとしてサイコーです。
 実話なんですけども。実際に隣にいたらめっちゃ苦労すると思うんですけども。


 最初は海の広さも知らなかったあったまオカシイおっさんが、アメリカは最高の国という価値観は揺るがないまま、最終的にはパキスタン人ともなじんで挨拶も覚えて、広いセカイをちゃんと知ってるけどあったまオカシイおっさんに成長するハートウォーミングな感じが素晴らしいです。……素晴らしいのか?www

 監督は「ボラット」の人なのですべてはもちろん確信犯。ボラットと比べると、意外に「こき下ろし」な部分はなく、ちゃんと国際交流もの?になってるので安心です。
 ……コレを国際交流って言い切っていいのかわかんないですが。でも引きこもって溢れる情報だけ追いかけて、ネトウヨ/パヨクに先鋭化してくよかナンボかマシ、とは確信できます。

 難を挙げるなら、ナレーションがあまりなじんでる感じがなかったので、あの作りならナレーションなくしてストーリー映画として固めるか、あるいは完全にドキュメンタリータッチに寄せるかはっきりした方が良かったのでは。



ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (吹替版) -
ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (吹替版)
posted by アッシュ at 17:15| Comment(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする