2015年11月13日

短評(ガンダムORIGIN2/エベレスト/PAN)


機動戦士ガンダムTHE ORIGIN II -哀しみのアルテイシア-
[70点]
@新宿ピカデリー
 えーっと、ザビ家がそんなにも四六時中マス家を監視かつ把握してたんだったら、完全に別人格を得たシャアはともかく、ファーストガンダムにおけるホワイトベースは、「セイラ・マスが乗ってる」という理由だけでジオン軍に総攻撃されてもよさそうなものなんだけど、そこらへん、今後整合性は取られるのでしょうか。
 いやはやそれにしても、事実上戦闘のない、物語的には「つなぎ」の章なのに、伝奇ロマン的描写を連ねて濃密にしており、素晴らしかったです。「デブのおっさんが襲われて逃げ惑う」だけのシーンであんなに作画枚数使うなんて、たぶん劇場版ガンダムでなきゃ許されない(笑。それを含め、今回は人物の動きに気合入りまくってましたね。
 なお、その襲撃シーンで唐突に鎧武者が出てくるのは、「伝奇ロマンならば、当然出さねばならぬ」という使命感だけが理由だと思います。「クラッシャージョウ」の当時から(こないだサンライズのイベント上映で見た)、安彦良和はそういうことする人。


エベレスト3D
[65点]
@TOHOシネマズ川崎
 この作品を、ストーリー的に面白くするのなら、「ホール氏の一代記」って方向性だったと思うんです。でもあくまで「悲劇」だけを切り取った以上、スリルあるいはホラー的な見世物と割り切って作った方がよかったんじゃないでしょうか。労をいとわず作り上げたスゴい映像には違いないけど、思ったより衝撃は弱め。映像より音響の方が、怖さを煽っていた印象です。
 友人曰く、「雪山の怖さ」という意味では、「八甲田山」の方が上、だそうです。


PAN -ネバーランド、夢のはじまり-
[65点]
@TOHOシネマズ新宿
 ……。
 ……個人的には、児童文学としての「ピーター・パン」はかなり思い入れのある作品でして。
 ……あの名作をどう翻案してくるか、と考えていたわけですが。
 ……すぐあきらめました。

 ピーターパン12歳! 時代は第二次大戦中! つかみのアクションは、空飛ぶ海賊船vsスピットファイア!
 翻案のよしあしとかリスペクトの有無とか、そういう次元じゃなかったです。本当にありがとうございました。

 ぶっ飛んだアクションアドベンチャー、と考えると、若干CGに安っぽさを感じますが、中盤のトランポリンバトルあたりまではアイディア満載でめちゃくちゃ楽しいです。

 ただしそれ以降は、例によって運命だの「自分を信じる」だのを振り回し、ダレてウザいです。クライマックスに覚醒して、オレTUEEEになったピーターさんは、カッコいいとか爽快感を通り越して「怖い」域に達します。ヤバいですあいつ。

 で、本作最大の衝撃は、さらにその後のエンドロールにあってですね。
 何も知らずに行ったから、それ見た瞬間、腰抜かしそうになった!
 ……これ、ジョー・ライト監督作品なの?!



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posted by アッシュ at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする