2017年06月03日

バイオハザード ヴェンデッタ

[40点]@ユナイテッドシネマアクアシティお台場

 「もうない」って書いたはずの、3・4人で世界の運命ぶん回す日本産3Dアニメーション、キター! よもやここまでクッソつまんないとは!

 デキ以前の問題でさ。最初の1時間くらい、マジで「どっかで見たものの焼き直し」しかないのよ。あ、たぶん次こういう展開が来るなと思ったら、ホントそのままそうなるんだよ!
 ゲームの再現、っていう感じでもないし、クリエーターなら絶対意識してるはずの、「独自性」とか「新奇性」で客の目を引こうという思想が、きれいさっぱり抜けてるとしか思えないの!
 ゾンビ映画なんてさ、とりあえず作れば売れるってんで、登場人物少人数のパターナリズムで個々のシーンを無駄に長引かせて安価に作ろうと考えるわけで。グローバル化でインドでも作るワケでさ! ゾンビもののトップブランドを冠して、不気味の谷を越えようかっていう精密アニメーションで作る映画が、なんでワザワザそんな低いレベルでやんねんっていう!

 「結婚式」でやっと、「新しい」っぽく見えるシーンが出てきて、「NY襲撃」の展開がきてやっと、安い実写では撮れないなと思えるシーンが出てきます。でもそこがもうクライマックスで、かつ率直に言ってショボい。もっと盛り上がるやり方があったはず。
 ガンカタっぽい格闘シーンは良かったし、ラスボス粘り腰展開のあまりのバカバカしさに、「よし許す」とちょっとだけ思えたけど、僕ならプロデューサーをぶん殴ってでも、アレがツカミ、悪くとも中ボスの物語を考えるけどね!

 じゃああるべきラスボスはって? 「ゾンビ化した後でもワクチン投与で人間に戻れる設定」なら、どんな3流でも「レベッカ=ラスボス」をまず考えるでしょう。それでやっと「陳腐」と評せるレベルの作品だよコレ。
 ていうか、冒頭で「家族や友人を殺せるか?」って話をしているんだから、脚本家は絶対そういう葛藤のある展開を書いてたはず。でもたぶん「ラスボスはでかいワルでないとダメじゃね?」みたいな凡庸極まりない意見が通ってああなったんだ。

 これで娯楽になると思えるってどんな才能だ。この辻本某とかいう監督はどんな経歴を経れば映画一本任されるほどの立場になれたんだ? 過去作を調べてみ……あ、ごめん、もうノーコメントで……。



バイオハザード ダムネーション [DVD] -
バイオハザード ダムネーション [DVD]
posted by アッシュ at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする