2008年07月20日

新宿ピカデリー

■7月19日は、新宿ピカデリーのリニューアル開館日でした。
 ……麻雀屋改装のピカデリー4は、もうはるか昔話のようです。

■行く前に、Web サイトを覗いた印象がじつによろしくなかったのです。これならバルト9の方がマシなので、今年度の作品同様に、東映の逆襲に期待したいところではありますな。

・いちばん知りたい情報である「タイムテーブル」が、「チケット購入」のボタンを押さないと出てこない。「なんのための情報提供か」という意味で、映画館のサイトとして絶望的な仕様。
 →今見たら、「上映スケジュールもこちら」という表記がチケット購入ボタンの下についてますな。ないよりマシですが、取って付けだなぁ。

・割引設定の少なさが寂しすぎる。割引なんてしなくても売れる立地だからしかたないけどさ。でも、スペシャルプライス 4days とうたう中に 8/1 と 9/1 を入れちゃうのはどうなのよ?
 →駅のポスターには 9/1 が入ってなかった。

・来週どっと新しいのが来るのでしかたないんだろうけど、10スクリーンでこの番組編成はどうよ。バルト9が、東映の貧相なラインナップで9スクリーンを稼働させるために、編成に四苦八苦工夫を凝らしているのとは別次元だ。
 ちゅーか松竹、ここでゲゲゲの鬼太郎に2スクリーン割くくらいなら、最初からゲゲゲの公開日にオープンしろよ!
 →土曜の午後、開館初日、スペシャルプライス。開演時間を過ぎても唯一座席が売り切れてなかった作品が、ゲゲゲでした。合掌。

・メンバーシートの説明→「平日A列の当日券を1,000円でご購入いただけます」
 節子、それメンバーシート違う!
 売れ残りや!



■実際行ってみた感想はこんな感じ。

・白を基調としたデザインはわりといい感じだけど、映画館ぽさを消しすぎ? 暗くていいのに、映画館なんて……と思うのは「らくしゅありーなバルト9」を理解できない人の意見なので放置してくださっていいです。

・メンバーカードは、半強制で手渡しされました。つまり、本当に会員登録も入会費もいらない、単なるポイントカード。これで、クレジットカード会員にならなきゃいけない TOHO と同じ、6回で1回タダのサービスはうれしいかも。チケットはオンライン購入してったんだけど、これも会員登録とか一切不要。

・ロビーは環状の構造になっていることもあり、狭めに感じます。でもたむろするスペースはけっこうある。初日は混雑してたのでせせこましい印象を受けたけども、客数が落ち着いてくればさほど気にならなさそう。

・各フロアへの上下移動は、事実上エスカレーター一本で行わなければならない。シネコンはだいたいそうしたもので、ここでも、さほど混乱はなかった様子……。
 でも、10ものホールに対して、上下の移動手段が実質エスカレータだけ、というこの構造(バルト9はフロア移動が必要なのは6ホール、でも、エスカレータの幅が狭い)は、災害起きたときのパニックが必至でけっこう怖い。
 あと、下りエスカレーターの出口とショップの位置関係はいくらなんでもまずいんじゃないの? ショップが混雑すると、エスカレーターの出口がふさがれてしまうという、これもけっこう怖い状態。

靖国通りではなくさくら屋の裏からの方が入りやすい作りは、新宿利用者にとってはありがたいですね。
 旧ピカデリー1の頃は、チケット売り場→入口を靖国通り側、出口をさくら屋裏にしていました。そうでないと、1000人近く入るホールに対して、「人の流れ」を制御できなかったんでしょう。
 この構造は、土地の活用をめざしつつも、もう映画館自体が、作品個別の集客力をあまり信頼してないって自覚のあらわれなんだろうなとも思うのです。

・最大のホール1で、「ポニョ」見てきました。シネコンの1ホールで600人収容はやはりでかいし、スクリーンもでかい。席幅を考えれば旧ピカデリー1にかなり近い容積で実現してると思うんだけど、やっぱ旧ピカデリー1の方が迫力があったように思うのは、ノスタルジーかなぁ。


■鳴りもの入りの、プラチナシート・プラチナルームの話。
 むろん買いはいませんが、ちょっとだけ下から見上げてみました。
 「ルーム」からは、直前までスクリーンが見えないってこと? シャッター……だよね、あれ。
 ダメだよぉ、ああいうのは、金持ちが愚民どもを見下ろし、同時に愚民の好奇の目にさらされるって構図にしてくんなきゃ(笑。

 プラチナはホール1にしかないってことが、少し気になります。つまり、「松竹がいちばん売れると判断した作品しか楽しめない」ってこと。
 旧ピカデリー1の最終上映作品は「小さき勇者たち〜ガメラ〜」だったわけだけど、そんなでもプラチナが売られるわけです。ホテルのスイート並みのサービスを受けながら「ガメラ」やら「ポニョ」やら見たいかちゅう話。
 売れ筋かはともかく、カップル向け作品と見るや容赦なくプレミアムホールに押し込む品川プリンスシネマみたいな荒技はできないわけです。

 100万円くらいぽんと積んだら、「愚民どもが何を抜かそうと、オレ(orマイハニー)がいま見たい映画に差し替えちゃうぜヨッシャヨッシャサービス」を、用意すべきなんじゃないでしょうか。


■ともあれ、「ポニョ」がすばらしかったので満足。結局、映画館は作品が命、って無難なところで締めておきます。
posted by アッシュ at 05:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画館覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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