2008年09月28日

レッドライン・燃えよピンポン

今週の浅草中映。

レッドライン
[60点]
 えーとオレこの映画を「ロサンゼルスからラスベガスまでを制限時間内に走りきるレースの話」だと聞いていたんですけど、ダマされた。
 ロスからラスベガスまで、は最初の一回だけ、しかも単走でレースじゃない。「公道のレース」も前半にしか出てこない。「ギャンブルの賭け金が増すのに反比例して、レースの危険性&おもしろみが減じていく」というありえない展開が泣けます。
 で、「ギャンブルに対してもっとも真摯な姿勢で挑んだ人」が最終的な勝者になる、という、実はギャンブル映画だったのでした。でも、ホールデムポーカーで、エースのペアからスリーカードへの発展を、最後にフラッシュでひっくり返すのは、単なるバカヅキだよ! 普通そこで勝負しないから!

 まぁ以前にも書いたとおり、僕は車には興味ないんで。こういう話はシナリオがエロ馬鹿なのでそれが楽しみだったわけです。
 前半はよかったですよ。主役のお姉ちゃんの想像以上のスタイルよさと、「何がどうしてこうなる」がけっこう丁寧に作られたシナリオが好感。
 そこに、携帯電話を運転中に使ってはいけませんというモラルを逆手に、時速360キロ運転中に携帯電話で話し続けるお姉ちゃんとか、飛行機の中で痴話喧嘩が始まって、「今すぐここからおろして」と叫んだら本当に砂漠の真ん中に下ろされちゃうとかいう馬鹿っぷりが加わり、そして、脇役ジェイソン君が「完璧なまでに死亡フラグを立ててフラグ通りに絶命を遂げる」あたりまでは、期待以上のデキだったんですよ。

 それ以降がなぁ。
 まずそのシーンにおいて生じる「ニトロ使用って反則じゃないのか、それで賭けレース成立していいのか」という疑問にまったく答えないところから怪しくなり、カルロがドライバーをするのかと思ったらぜんぜん関係ない役回り。
 結局、最終勝負に登場するドライバーが「主人公以外それまで一瞬たりとも登場してなかったキャラ」で占められ、うち一名は「親のカタキが突如登場」という無茶仕様に、さすがにヘナヘナになりましたとさ、という尻すぼみ作でした。


燃えよ! ピンポン
[60点]
 ピンポンどうこうより、メリケン認識における未開な国々は好き勝手に扱ってかまわない、いつも通りのオレサマ理論によって成立する、あんま後味のよろしくないコメディでした。
 あと、もうちょい必殺技的なもの───ブーメランスネイクとか手塚ゾーンとかでやりあうのかと思っていたら、まぁ無茶はかなりあるけどピンポン玉の軌道はわりと普通だったのがちょっと意外でした。

 でまぁ、
 なんか修行に意味がなかったような気がすることとか、字幕がお笑い特化しようとしてふざけすぎてよけいにわかりにくくなってることとか、トーナメントの意味ないじゃん的な展開とか、マギーQはあんな役で納得しているんだろうかとか、結局いちばんの見所はクリストファー・ウォーケンのぶち切れ悪役ぷりでしょうとか、まぁいろいろあるんだけど、

 ドラゴン最高。

 かつて「ドラゴン」の名を冠したキャラの登場にこれほど衝撃を受けたことがあったろうか。なので全部赦す。
posted by アッシュ at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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