2009年01月17日

短評(地球が静止する日/エグザイル・絆/ティンカーベル)

12月公開作品をぐるっと。
うあ、「動物農場」今日までだったのか! 見損ねた!

地球が静止する日
[70点]109シネマズ四日市
 タイトルから想像するに、あの底抜け超大作「ザ・コア」の少しおとなしめバージョンかと思ってたら、ぜんぜん地球静止しねぇじゃん。つーか、全体の発想は要するに「ゴジラ」じゃ?

 で、現大統領がとりあえず武力攻撃なパワー馬鹿で、悪化するばかりの状況を「CHANGE!」で救ってもらおうという、なんかすっげーわかりやすい話。
 ただその「CHANGE!」な結論に至る過程はたいへんシンプルかつ丁寧に感じました。ヒロインと息子の複雑な事情を会話数往復で説明する手際は見事。
 無茶なシーンは多数あれど無駄なシーンは少なく、キャラそれぞれが物語の中でなすべき役割をきちんと果たしていく展開には好感が持てます(無駄死にも多いけど)。
 いっそSF的なアレとかアレとかなくしてはっきり「文芸作品」にしたほうがよかったんじゃないかなぁ。


エグザイル・絆
[80点]
@シネマスクエアとうきゅう
 クールとかダークとかの形容が似合う話かと思ったら───冒頭10分のシブさは感涙もの、「弾数をそろえる」行為に心震えなかったら男じゃないね! ───話が進むにつれ、コメディ風味を交えつつ、切ない「青春の末路」譚に軸足を移していくのに驚きました。
 そうなっても物語の一貫性というか、物語に与えられた「色」がまったく失われないところがすばらしかった。
 もっとも、端から端まで男の世界の作品でありながら、自分がいちばんゾクッときたのは「火葬」のときの奥さんだったりします。

 惜しむらくは、銃撃戦が誰が何やってんだかほとんどわからなくってちょっとつまんなかった点ですね。


ティンカーベル
[45点]
@品川プリンスシネマ
 あの激駄作「ホーンテッド・マンション」も激賞してたこの人、ディズニーからいくらもらってるんだろうなぁ。「売れもしないのに作り続けた製造業」もアメリカのガンのひとつなんですけどね。

 この作品の問題は(「こんなもんティンカー・ベルじゃねぇ」と百人が百人言いそうなティンクのキャラ設計だけでも相当やばいんだが)、ティンクの仕事・行動を引き立たせるには「自然のすばらしさ」がまず先に立たなければいけないのに、その「自然」がおそろしく「作りもの」に終始することだと思います。
 水・光・植物動物といった自然現象だけでなく妖精たちの体つきや顔立ち、動きなどにまでなんだか違和感がある。何だろこの感覚。
 僕はこの作品を子供に見せたくない。それくらい「不自然な自然」が鼻につきます。そこに都合のよすぎる「ものづくり」がプラスされてもなんの喜びもないよ。

 吹き替え版で鑑賞。ティンカーベル役が新人ってことでちょっと素人っぽさが残る他は達者な人が揃って完璧(ナレーション島本須美)、あと音楽はさすがにディズニー、クオリティ高いです。
posted by アッシュ at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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