2010年08月19日

ヒックとドラゴン

[80点]@TOHOシネマズ府中

 すごい。
 「アバター」から1年経たずして、あれを超える「飛翔」が見られるとは。

 「トイ・ストーリー3」が物語のすごみで魅せてきたのとは好対照の作品で、どっちが上下という話ではなさそうです。
 物語前半が鬱、というか、主人公がいい目を見るシーンがほとんどないこともあいまって、ドラゴン飛翔シーンのカタルシスがハンパないです。大スクリーンと3D表現のすべてを使って、心の底から飛ぶ喜びを堪能できます。その上「好きな子を後ろに乗せてぎゅっとしがみつかれて」オプションつきとあっては、文字通り天にも昇る心地になれまっせ。

 ただ物語は、ツボは押さえてるんだけどやや浅い。
 完全に価値観断絶してるのに、ドラゴン側はトゥース、バイキング側はヒロインを手懐ける(笑)のにかかった苦労に比べて、他のドラゴンや人間キャラの手のひら返しがあっさりすぎて拍子抜けします。主人公補正ありすぎ。父親との関係も、こちらは初期時点の行き違いが過剰すぎるという主人公補正で寂しくなります。
 そんで最終的に「巨悪を倒せばみんな仲良し」というのはどうなん? 昨日まで殺し合ってたのに? 主人公が最後に払う犠牲と比べて、あんまりに軽すぎるでしょう。軍人さんに感謝しましょうってか?

 あと……ラストバトルの飛翔こそ、美しい光景で見たかったなぁ。あのラスボスが飛んだ時点で、倒し方は「地面に叩きつけて自重で自滅させる」以外ないんだから、できるだけの高さを、それこそ成層圏あたりまで突っ込ませたときの映像を見たかったです。


 ヒックの兜=おかんの胸当てというネタは好きでした。あの微妙に可愛くないヒロインもいつかそれだけでかくなるんでしょうか。横幅まで広がらないことを祈る、せっかく団地妻が(笑・寿美菜子)声を当ててるんだから!
posted by アッシュ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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