2010年11月15日

リミット

[50点]@シネセゾン渋谷

 「リミット」というタイトルのこの映画のキャッチコピー。

 「電池の尽きかけた携帯
  オイル切れのライター
  残り90分の酸素」


 携帯電話の電池は最後まで残る。
 オイル切れは事実上問題にならない。
 酸素の問題はほとんど俎上になく、90分という数字は出てこない。

 原題は「BURIED(埋められた)」であり「リミット」ではない。この映画において、生死を決定づける「リミット」は存在しない。いやあるといえばあるが、「生き埋め」という究極の事態に呼応するものではない。

 この映画はフィクションなんだから、華麗にスルーしてほしいと制作者側が心の底から願っていたであろうと思われるポイントを、ことごとく大嘘で塗り固めて宣伝文句として持ち上げ、映画の本質を台無しにしたGAGAの宣伝スタッフは、いっぺんイラクに埋められてきてほしい。

 そこらへんを素直にスルーして見られたならば、この映画はたぶん極上の面白さを誇る、練りに練られた設定のうちに全編土の中だけで完結する、究極のソリッドシチュエーションサスペンスである。

 マジ殺す。
posted by アッシュ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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