2006年05月01日

サウンド・オブ・サンダーと新宿ピカデリーの話

[70点]@新宿ピカデリー4

 ピカデリー4は初めて。
 1〜3と違い、4は雀荘を改装しただけなので狭い……という話は聞いていましたが、ここまで新橋文化劇場みたいなところだったとは……。すげー。ちっせー。禁煙のランプが消えなくてビミョー。
 何がスゴイといって、これがロードショー館という事実がスゴイ。椅子や設備は新橋文化劇場よりマシだと思いましたが大同小異か。
 映写室もプロジェクターもないのでどーやって上映しているのかと思ってたんですが、リアプロジェクターなんですね。へぇー。

 ときに、新宿ピカデリーは 5月14日に閉館だそうです。
 こちらの情報によれば、古くなった建物を壊して10スクリーンのシネコンに造り替えるみたいですが……10スクリーンで2260席ということは、あのピカデリー1の千席近いキャパシティが保持されるかはちょっと微妙でしょうか。あのハコのばかでかさはけっこう好きだっただけに、ちょっと残念。

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 新宿ピカデリーのことが書きたかったので、感想の方がオマケっぽくなってます。ってかサウンドオブサンダーはすでに公開終了です。いまさら書いても、という感はあるのですが、これもいずれ新橋文化劇場でやってくれるでしょうし。


 100億円かかったのにものすごく安っぽい。とかいう経緯とは無関係に。
 個人的には、これでもムダに豪華すぎる、と思いました。

 20世紀初期の短編SFったらだいたいこんなテイストじゃないかなーと思うんですよ。ツッコミどころ満載で、でも想像力が無限に広く、そしてその想像力に説得力を与える、何があってもおかしくないと思わせる語り口があるから、ページを繰る手がやめられない。
 この作品も、タイムパラドックスの処理がむちゃくちゃなんだけど(ラストであーゆーことが可能なのに、そこに最初の親娘が存在しないのは不自然だし、そもそも微生物や花粉は無視してオーケーな状態とか)、「時間の波」という理屈自体、ありえねーと思いつつなんか納得させられちゃうし、とかく「先が読めない」というのはSFとしては不可欠な要素ですよ。

 うん……だから、ベタなクリーチャーとのバトルとか、子を思う父親とか、シドミードとか、そんな余計なとこに金かけなくてもよかったのに、と思うのです。むしろこの作品の場合、安っぽく見えれば見えるほどアイディアの面白さが増したんじゃないかなぁと思わずにいられません。
posted by アッシュ at 23:59| Comment(5) | TrackBack(3) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
TBしていただき、ありがとうございます。
また、本文中にもご丁寧なリンクをいただき感謝いたします。

映画の感想と並んで映画館の寸評がある点がとても興味深く感じられました。映画評サイトは数多くあれど、映画館評サイトはほとんどないのが現状なので^^;

さて、ピカ4もいよいよ閉館のときが迫ってきました。ピカ4で『サウンド・オブ・サンダー』というのはオツな組み合わせかもしれませんね。

またよろしければ遊びに来てください。お待ちしております。
Posted by 月夜野 at 2006年05月03日 18:24
丁寧なコメントありがとうございました。

寸評といっても本当に見て感じたままで、データにはならないところが恐縮です。
本職の方の丁寧な解説にはかなわないなぁというのが正直なところです。

それにつけても、ピカデリー4はなくなる前に行けて本当によかった。よい?経験でした。
Posted by アッシュ at 2006年05月06日 19:29
こんにちは。
レスありがとうございます。

レストランやホテルは格付けがあるのに映画館はありません。それなのに鑑賞料金はどこでも一律です。
データではなくても、観客の感想や印象は大切だと思います!映画館のデータや感想はほとんど表に出てこないので貴重ですよ。
これからも楽しみにしております。

近日、改めて新宿松竹会館の追悼記事をUPする予定でいます。
ぜひまたお越しくださいませ♪
Posted by 月夜野 at 2006年05月10日 12:14
レスありがとうございます。

個人的には二番館によく行きます。
二番館は立地や運営者に応じた個性があって、鑑賞料金も違うので面白いですよ。
一本で1500円(会員1000円)の下高井戸シネマ、二本で900円の新橋文化劇場、どちらも納得の価格です。

では、これからも映画館の感想もぼちぼちと書いていきますのでよろしくお願いします。
そういえば松竹はこの土日で閉館してしまったのですね。
更新楽しみにしてます。ありがとうございました。
Posted by アッシュ at 2006年05月15日 00:25
アッシュさんこんにちは。

二番館は個性があっておもしろいですね。早稲田松竹とか、一度潰れたのに復活したりして頼もしい限りです。

新宿松竹会館追悼記事、本日より連載開始です。5回くらいに分けて思い出を偲ぼうと思います。ぜひ遊びにいらしてください!
Posted by 月夜野 at 2006年05月17日 18:35
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File.51 新宿松竹会館メモリアル 1
Excerpt: 2006年5月14日。この日、またひとつ大劇場の灯火が静かに消えた。その名は新宿松竹会館 新宿松竹会
Weblog: 映写室からのつぶやき
Tracked: 2006-05-17 16:30

サウンド・オブ・サンダー
Excerpt: 映画館へ行ったらなんと1週間で打ち切りになってしまった「サウンド・オブ・サンダ
Weblog: 。○o。.1日いっぽん映画三昧.。o ○。
Tracked: 2006-07-24 14:10

サウンド・オブ・サンダー 06年154本目
Excerpt: サウンド・オブ・サンダー 2004年  ピーター・ハイアムズ 監督エドワード・バーンズ 、キャサリン・マコーマック 、ベン・キングズレー 、ジェミマ・ルーパー 、デヴィッド・オイェロウォ ふ〜ん、..
Weblog: 猫姫じゃ
Tracked: 2006-08-03 17:43