2006年07月17日

力道山

[85点]@新橋文化劇場

 公開当時、気にはなりつつも見ることができませんでした。二番上映してくれるとこあんのかなと思っていたら、我らが新橋文化劇場がやってくれましたよ。大感謝。

 名の通り力道山の伝記映画。中身はかなりとっちらかっています。何より、「ほぼ全編が日本語で演じられる=韓国では字幕で見る」ために気にされなかったんだと思いますが、韓国人俳優はむろんのこと、日本人俳優でさえ滑舌が悪く、聞き取れないセリフが多数。ここはなんとかして欲しかったなぁ。

 しかし───。
 泣きましたよ。久しぶりに。映画館で。ボロボロ涙流して。
 日本とか朝鮮とかプロレスとか裏社会とか関係なく、「笑えなかった男の一生」が痛い。
 社会の最底辺から這い上がることを求め続けて、這い上がった頂点にあったものは孤独だった。頂点に立って笑いたかった彼が、本当に笑みで受け入れたかったものは、その途中にあったというのに。

 プロレスシーンのリアルさも、見事。
 僕は格闘技ってあまり見ないのですが、それでも、今までに見たすべてのプロレスの映像───もちろんK−1とかプライドとかも含めて───あらゆるリアルの実況映像よりも、この演技の映像がはるかに優れています。
 何やってんだ、本職。


 しかしほんと、この作品を韓国人が作ったというのは、すげぇ問題があると思うんですよね。すると、数十年後に作られるであろう王・長島の伝記映画は台湾製に違いないです。
 日本の文化は、彼らからどれだけ多くのものを得たかしれないのに。
posted by アッシュ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 日本人でも朝鮮人でもない。 「力道山」は世界人であることを望んだのだ。 僕が生まれたのは、1953年である。その年、アメリカ帰りの力道山を中心として、日本プロレス協会が立ち上がった。翌54年、有名な..
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