2006年10月28日

悪魔とダニエル・ジョンストン

[20点]@ライズX

 しばらく映画館のこと書くのはお休み。後日エントリを分けて書くことにします。
 ライズXは個性的なところなので、いずれちゃんとコメントしたいところ。

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 ダニエル・ジョンストンは天才でキチガイかもしれませんが、
 この映画を撮った人は凡人で常識人です。
 まったく退屈極まりない一本。

 天才の目線にまるで近づこうとしないまま、周りにいる人がどれだけ苦労したかって話でフィルムが埋まっています。
 つーか、撮ってる人も、周囲の人も、彼が本当に天才なのかどうかわかっていないみたいです。
 彼の芸術作品は、ただフィルムの上に「置かれている」だけにしか見えませんでした。無加工で、無工夫で、放り出すように。「フィーリングでわかれ」、ということらしいです。いやゴメン、全然わからなかった。

 で、彼の芸術を紹介する部分以外は、ほとんどすべて、誰かがのべつまくなししゃべる「言葉」で占められています。
 その「言葉」の中で、誰も、彼の「芸術」そのものに対して「誉める」以外のアプローチをしません。細かい部分は、天才の彼が芸術によって生み出す「金」と、狂人の彼が奇矯な振る舞いによって生み出す「罪」とを並べてことあげするばかりです。
 ただし、その「罪」を背負うための第一にして最高の手段として彼らは、「精神病院に放り込む」を選択するんですが。
 かのアーティストを語るのに、これが選びとるべき文脈だったんでしょうか?

 ぶっちゃけ、「キチガイを商品に仕立てれば、周囲の人間が甘い汁を吸えますよ」って話でした。この映画も、甘い汁を吸うための一環です。カート・コバーンがあのTシャツを着なかったら、彼も周囲もまったく無名のままだったはずなのに、何を偉そうにしているんだ、お前たちは。
 こんなのに金払うんじゃなかった。
posted by アッシュ at 08:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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映画/悪魔とダニエルジョンストン
Excerpt: 映画「悪魔とダニエルジョンストン」 監督 ジェフフォイヤージーグ 出演 ダニエルジョンストン 他
Weblog:  サ バ ペ
Tracked: 2006-11-17 02:19