2013年07月23日

パリ猫ディノの夜

[70点]@新宿ピカデリー

 フランスに、フォリマージュというアニメ制作スタジオがあります。短編アートアニメーションを主に手がけ、「岸辺のふたり」の制作にも携わってるそうです。
 そのフォリマージュが制作した初長編作品が、2012年にアカデミー賞ノミネートされたのがきっかけで?日本上陸。
 過去の短編の特集上映を、6月に横浜でやってたらしいのですが、キャッチし損ねました……。


 昼間ある女の子の家に出入りしている黒猫は、夜には泥棒の家に出入りしてその相棒になっていたのでした……というところから始まる物語。

 いやはや、ここなアートアニメーションの絵柄で、ネコとか子供とか引き合いに出して、クライムサスペンス&格闘アクション作品とは思いませんでしたぜ。
 けっこうハードなお話で、実写ならヨーロッパコープが製作でジェイソン・ステイサムが主演して、スタントにパルクール使って、二時間かけてみっちりやりそうなフォーマットなんですよ。

 じゃあ実写でもよかったのかというと、泥棒ニコの、猫のようなぬるぬるした動きが非常に「アニメーション」していて、絵が動いているからこその面白さが味わえて楽しいです。できれば、彼の「泥棒」としての活躍をもっと見たかったなぁ。
 また、悪役コスタ氏の間抜けッぷり&憎めなさがハンパなく、ここはカートゥーン仕様。「凶悪犯罪者として名を馳せている」設定ですが、どうやってこれまで悪事を成功させてこれたのかわからないくらいのお馬鹿さん。

 キャラの立ち位置を整理してみると、世界観ははるかに狭いですが、フランス版カリオストロの城、ともいえそうです。フォリマージュスタジオは、スタジオジブリ的な存在に至ることを狙っているのかしら。
 是非次回作も日本に来てもらいたいですが、割引のほとんどない新宿ピカデリー単館公開で、70分の作品に1800円はちと辛かったです! でも、新宿ピカデリーで家族でアニメを見たいなら、今は本作がいちばんです。


 ……ところで、ラストシーンはあれでいいのかと……あれって、ちゃんと刑に服した後なんですかねぇ……?
posted by アッシュ at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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