2013年09月17日

短評(小鳥遊六花・改/鷹の爪GO他)


9月第2週公開(先行も含め)のアニメ4題。

小鳥遊六花・改 -劇場版・中二病でも恋がしたい!-
[45点]
@チネチッタ
 1クールのテレビ版を「ヒロイン六花視点で再構築した総集編」という予備知識は持って見に行ったわけですが……。
 こういう「総集編」の作り方もあるのかと。
 ストーリーの整合性がほとんどないの。「女の子がカワイイシーンの切り貼り」なの。
 あるていど整合性が取れてるのが、六花が勇太に恋するくだりなんだけど、何しろ「六花視点」なので、(ストーリー上は超重要な)彼女が認めたくない、受け入れられないトラウマ部分はほぼ切り捨て。……いやはや開き直ったもんだなぁ。
 オリジナル部分は、二期へのヒキも含め、よくできてたと思います。夢オチはどうかと思いましたが。


劇場版鷹の爪GO -美しきエリエール消臭プラス-
[60点]
@TOHOシネマズ川崎
 例によって例の彼らの、客がひとりも来なくても黒字映画の第五弾。
 。4ってやったっけ? と思ったら、3のDVD特典であるところの「カスペルスキーを持つ男」を4にナンバリングしているそうな。そんで、今回「入場者特典」で「6」のDVDが配布されるという太っ腹仕様につき、次回作公開時のナンバリングは「7」ですって。……劇場公開しなかったら「劇場版」とは言わないと思うんですが。

 で、本作。……まぁ、すっかりこなれた感じで、いつも通り。3よりもギャグのキレがよかった感じです。また、今回は「親子」にテーマを絞って、お説教モードがそんなにイヤミじゃないくらいに、ストーリーがしっかりしています。
 ……とはいえ、オキテマス親子の関係についてシメ忘れるというのは、完全なミスでしょう。あと、吉田母の体調不良は伏線じゃなかったの? 妊娠→霊吉さん生まれ変わり、はこっちのオチだと思ってた。
 あと、今回のバジェットゲージの使い方はけっこううまかったのに、クライマックスに至って「バジェットを消費するはずのシーンでバジェットが増える」という現象が多発。あの大山のぶよデザインロボでなぜバジェットが増えるのかね。総じて、詰めが甘かった感。

<9/19追記>
「シックス」見たんだけどさぁ……このネタを本編で使いたかったけど却下されたんだろう、というのはわかるんだけどさぁ……だからさ、そこでバジェットが回復しなきゃダメだろう常識的に考えて……客をナメてんの? プロダクトプレイスメントをネタにするバジェットゲージは最大の持ち味であるはずなのに、もてあまし始めたとしか思えない。やばいねこれは。


コードギアス 亡国のアキト -第二章 引き裂かれし翼竜-
[55点]
@伏見ミリオン座
 第一章の感想
 今回も、尋常ならざるカメラワークで魅せる渾身のロボットバトルはすごい。アイディアの勝利な「宇宙兄弟」的シーンも、緊迫感があってよかったです。
 でもツカミで凄みを見せた前作と異なり、そこに至るまでがかったるいし、エピソードとしてはごく単純なのに、どうでもいいキャラに視点を振る思わせぶりが多く、とかく近寄りがたい感じが払拭できないです。
 週アニメならそれでもいいけど、本作は、作る側に「一年もの間を空けた」という意識が完全にゼロなんだよね。せめてまともなダイジェストを作れよ!


怪盗グルーのミニオン危機一発
[50点]
@シネプレックス岡崎
 前作ほどの感動はなし。泥棒は結局辞めたのね。
 僕はミニオンズには魅力は感じてないんで、サブタイトルを見た時点でイマイチじゃねえかなと思ってたんですが、予感的中。
 「吹き戻し」を3Dにするアイディア賞には刮目するも(あれほど3Dを効果的に使った映像は見たことない)、それ以外の映像は特にこれといってくるものなし。

 ストーリーはさらにぴんとこず。
 悪役が、「あいつは悪い奴に違いない」という根拠のない思い込み→「本当に悪い奴でした」で終わり、というのはイマドキどうなんだ。しかもそれがメキシカンって、ポリティックにやばくないんすか。
 感情の流れのわかりやすさからしても、いかにもお子様向け、なんだけど、そこでテーマが「恋愛」になっちゃうってのに違和感を覚えるのは、国民性の問題ですかね?
 まあ、クレヨンしんちゃん同様、以前大人の鑑賞に堪えたからといって、次もそうとは限らないということです。「親の行動と子供の行動は別」という哲学が踏襲されていることだけは救いです。

 あー、あと、ひとつ警告しておきますね。
 あなたが娘さんをお持ちの父親でしたら、絶対にこの作品は見ちゃダメですよ。
 あのしっかり者のお姉ちゃんのマーゴが、「宮野真守ボイスのチャラ男に一瞬で引っかけられる」シーンなんて見たら、発狂請け合いだから。そりゃあグルーはキレていいよ当たり前だよ。自分でも、そりゃねぇよって叫びそうになったんだから。
posted by アッシュ at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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