2014年02月06日

鑑定士と顔のない依頼人

[70点]@TOHOシネマズ川崎

 ジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作。自分としては「題名のない子守唄」が印象深い。
 作劇にまったくもって過不足がなく、引っかかる点がほとんどないのは本当に素晴らしい。天才ですなぁ。

 で。内容は。
 ……実に「酷い」作品でした。いい意味で。

 えー、主人公が「女性肖像画をこよなく愛する美術鑑定人」という実に高尚な地位にあるので、作品自体もたいへん高級感溢れていますが、これ、「二次嫁萌えのヲタ」に置き換えても、まったく同じ話ができあがっちゃいます。
 別の言い方をすると、この作品は、「エルメスをお嬢様でなく、病んだヒキコモリに置き換えた『電車男』」です。


 「二次元嫁だけいればいいと思っていた電車男が、仕事がらみで偶然、若干メンヘラ系のヒキコモリ女子と知り合い、なんか気になったんで『ヒキコモリイクナイ!』と呼びかけてみたら、友人の協力もあって何かいい感じに仲良くなって、三次嫁も良いもんだなぁと思った矢先、彼女は実は結婚詐欺師で、家に招いたとたん価値ある二次嫁コレクションを全部盗まれてしまいました」という話です。


 うわあああ!
 その方面の方々には、悲鳴を上げたくなるほどすっごく切ない作品に仕上がってますので、肝試しに一興。



題名のない子守唄 [DVD] / ピエラ・デッリ・エスポスティ, クラウディア・ジュリーニ, クセニア・ラパポルト, ミケーレ・プラチド (出演); ジュゼッペ・トルナトーレ (監督)題名のない子守唄 [DVD]
posted by アッシュ at 05:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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