2014年03月24日

アナと雪の女王

[65点]@チネチッタ

 まず最初に、この作品何でこんなに3Dのスクリーンが少ないの? しかも3D吹き替えって選択肢なくない?
 どうしようか悩んだ結果、3D字幕にしたんだけど、これが正解。本編前の掌編が傑作で、かつ、3Dでないと無意味なくらい3D特化だったので。……あれ、2Dでも同じ作品なのかな、それとも別?
 吹き替えにしなかった理由のひとつは、例の25ヶ国版テーマソングを聴いたから。なんか絶賛されてるような評判だったけど、僕には松たか子に根本的な声量がないように聞こえました。嫌いな人じゃないけど、他の国に負けない歌手を連れてきてほしかった。


 さて、本編見て、率直な感想。

 もったいないもったいないもったいない
 なぜ冒頭、状況説明の時間をケチった。

 予告編でわかるとおり、話の本筋は、アンデルセンの雪の女王とはまったく別物で、「自らの魔力を制御できなくなって恐れられた孤独な姉を、妹が助けに行く」という内容なんだけど、だったら「姉妹がどういう関係で育ってきたのか、お互いに相手に対しどういう感情を抱いているのか」観客にわからせなきゃダメじゃん?
 ヴェンダース監督とか、家族もののロードムービー作る人だったら、前半まるっと費やしてでも丹念に描写するであろう姉妹愛の原点な部分を、この作品は、ほんの1〜2分で終わらせちゃうんですよ! アナとハンスのバカイチャイチャよりはるかに短いってどういうこと?!

 ふたりの苦悩の要点だけはちゃんと説明されてるんだけど、感情移入するには率直に時間不足。
 特に姉のエルサは、ディズニー映画としては類を見ないほど苦しい立場に置かれたキャラなので、彼女が本来持っていたはずの自由への渇望や、魔力を持つ自分自身への恐怖を、子供時代から描きつつあの展開になっていれば、大きな共感を呼び歴史的名作となるポテンシャルを秘めていたのに。
 姉妹を丁寧に対比していくシナリオや演出はかなりよかっただけに、本当にもったいない。



アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック [Soundtrack] / V.A. (CD - 2014)アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック
posted by アッシュ at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
3D吹替版及び歌曲の字幕版を4月26日以降、一部の劇場で実施されるみたいです。
同じ場所のシーンでの姉妹の成長、嵐、3年後、結婚問題で一悶着、ハンス王子と石作皇子、エンディング・クレジットの音楽の一部など、土・日の朝、BS258・Dlifeで放映中のディズニーアニメ「小さなプリンセス・ソフィア」(平民からいきなりプリンセスになり、本物のプリンセスになるべく学んでいくとストーリー?)とを合わせて「かぐや姫の物語」(4月26日から5月16日まで下高井戸シネマで上映)に似ている感じがしました。
Posted by m-ohgi at 2014年04月14日 00:29
コメントありがとうございます。

3D吹き替え版については急遽決まったとニュースにもなっていましたね。
ホント、なんで最初からやらなかったんでしょう。

本作とかぐや姫が似ているかは……うーんそこまで言い出すと、宮中での生活が絡むプリンセスものは、みんな似てくるのでは……。
Posted by アッシュ at 2014年04月14日 14:05
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