2014年06月22日

Lupin the IIIrd -次元大介の墓標-

[75点]@新宿バルト9

 さぁ一週間限定公開の作品を初日に見たんだからさっさと書かないと。
 バルト9では今週末まで。首都圏ではあと横浜ブルク13で、7/5からやっぱり一週間限定公開です。

 夏に公開される実写版に先立ち、原作チックなニューデザインでのアニメ「ルパン三世」の第二弾。第一弾の「峰不二子という女」で作画監督も務めた、「RED LINE」の小池健監督が手がけます。「アダルト」や「耽美」を強く押し出していた「峰不二子という女」とは一線を画し、「次元大介が強敵と対決する」という娯楽性の強い作品。

 すっかり普通になった、OVAの劇場限定公開の体裁。前後編でなる30分作品二本の一気見で、正味の上映時間は約50分です。


 不満点をまずあげておくと、50分は明らかに短い。設定に奥行きがあるので、90分くらいの長編にしてもバチは当たらない作品なのですが、とにかくタメなしにすっ飛ばします。特に、物語の前提にある「歌姫暗殺」の部分、もっとじっくりと描いてくれないと、そもそも次元が何で今回の事件に命がけで関与しようとするのかが伝わってこない。

 そこらへんの「薄さ」を、「30分アニメだった頃のルパン三世ってそもそもこんなだったじゃん?」で許容できれば、「僕らが見ていたあの頃のルパン三世が、ゴージャスになって帰ってきた」という、制作陣がこの作品でいちばん欲しいであろう反応を、素直に返せる出来だと思います。

 「アニメらしいはっちゃけ感」と「アダルトなデザイン」が、鮮やかに融合していて面白いです。登場するテクノロジーレベルは完全に「アニメ」で、それと「不二子がどう絡むか」なんてとこはもう「アホか」のレベルなんだけど、「ルパン三世だし」って考えたらまったく違和感ありません。むしろもっとやれ。

 そこらへんの「アホか」を、ガチガチにマジでやりきって、ルパンや次元をカッケェ! と思える物語をきちんと作り出した小池健監督は、やっぱりすごい。カーチェイスシーンなんかは、「RED LINE」のトンデモテイストが出ていて、素晴らしかったですね。


 ちなみに、今回は五右衛門がまったく登場しません。これはむしろ好感。
 ストーリーの主眼が「次元大介のガンファイト」なので、剣で闘う要素を入れる余地がありません。次回作があれば、多分五右衛門主役になるんでしょう。
 しかし、ラストにおまけであっと驚くゲストキャラの登場があったりします。これはお遊びなのか、本当に何か関連があるものとして捉えているのか……?



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posted by アッシュ at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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