2007年04月30日

コラム


 グレンラガンの4話が騒ぎになりましたが、問題の根幹は作監小林治のアクションセンスのなさにあると思います。

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 恵比寿ガーデンシネマでジャニーズ映画なんてやって大丈夫なんでしょうか。
 立ち居振る舞いがすきっと上品で丁寧すぎて、威圧感すら感じるほど洗練された恵比寿ガーデンシネマのスタッフの方々が、ジャニオタを対応するんですよ。なんか想像がつかないんですけど。
 いまごろパニックになってないでしょうか。黄色い涙じゃなくて悲鳴が飛び交ってないでしょうか。なんで映画館なのにポップコーンがないのよ! とか詰め寄られてないでしょうか。人ごとですが気になってしょうがありません。

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 新文芸座で「カジノロワイヤル」「プラダを着た悪魔」、目黒シネマで「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」、下高井戸シネマで「武士の一分」と、見てなかった昨年末の大作を総ざらえしてきました。
 以下短評。

○カジノロワイヤル[85点]
 ホールデムポーカーの経験があるもので、ポーカーのシーンのかっこよさに見ほれてました。ただ、コミュニティカードをもっとちゃんと見せてほしかった。どういう役が成立しうるか想像する楽しみに欠けたのが残念。
 また、後半はちょっと冗長。ポーカーが終わったら一気に物語を畳みかけて欲しかったです。007ではロマンスのシーンが重要なのはわかりますが。
 あとカテリーナ・ムリノはもっと露出してくんなきゃ!

○プラダを着た悪魔[65点]
 この作品見て、私、不覚にも涙をこぼしちゃったんです。

 エミリーさんがあまりに不憫で。

 だってそーじゃん! この人がいちばんミランダに食らいついてガンバってきたんじゃないの。ちょっとは報われるシーン用意してあげたって。一方で主人公のイベントクリヤのスイスイっぷりたるや、より厳しい世界を描いているにもかかわらず「イン・ハー・シューズ」を陵駕するおきらくごくらく。こんな生ぬるい「お仕事もの」を今般のOLさんたちはお望みなのですね。ああそうなのですね。

○父親たちの星条旗[70点]・硫黄島からの手紙[90点]
 二作両方を見て初めて評価できる作品、という変則性があるとはいえ、やはり凄い作品でした。戦争を淡々と再現していく映像の力が歴然ですね。特に「硫黄島」で、誰も生き残らなかった戦争を見てきたように描く様は、名作「ユナイテッド93」を思わせます。
 アメリカのメジャー作品で、「戦争を敗者側から描く」作品自体が画期的です。かの国でそれを冷静にテーマにするには、当面、題材は太平洋戦争にとるしかなさそうなので、次は沖縄戦あたりを期待。しかし、この作品を見て喝采したアメリカ人の何割くらいが、硫黄島が実在することを理解してますかねぇ。

○武士の一分[90点]
 2006年邦画トップはこっちに入れ替えって感じです。もし現代劇だったら火サスにしかならない陳腐な物語でありながら、木村拓哉が見せる武士のプライドに想像以上のすごみがあり、見惚れました。
 この作品で、壇れいの方が評価されているのはなぜですか。あれはただの「和服美人の理想型」であって断じて「田舎侍の妻」ではないぞ。

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 で、今気づいたんですけど、「黄色い涙」も「武士の一分」も、ジャニーズのタレントが Webサイト上で顔出ししてる。いつから解禁になったんでしょう?
posted by アッシュ at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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