2014年09月08日

短評(アーネストとセレスティーヌ/めぐり逢わせのお弁当/攻殻機動隊ARISE4)

 ここのところ、見てる映画はおおむね当たりなのに、なかなか長い文章書いてる暇がないよ!

アーネストとセレスティーヌ
[85点]
@TOHOシネマズ日本橋
 TAAF関連のイベント上映で、春に見られなかった作品が一気見できるというので行ってきました。
 グランプリの「コングレス」もよかったです、よかったんだけど。作家性が強すぎるわりに、価値観が普通なのであまり驚かなかった(しかしラストシークエンスは必見!)。

 それより個人的にはこちらが衝撃的だったので、もう。
 内容は至って普通で、社会問題から生まれる物語(フランス映画なので例によって異文化同士の衝突と宥和の話)を、柔らかい絵柄の動物擬人化で子供向けに平易に楽しく説きましょうという、アニメーション映画の教科書通りみたいな作品なんですが。

 主人公のひとりセレスティーヌが、魂ぶち抜かれる級にカワイイの!

 女の子キャラとはいえ、デザインから何からただのネズミですよ?! 別に萌えキャラでも何でもないのよ?! でもカワイイの! でかいクマのアーネストとの対比があればこそではあるけど、くちゅくちゅものを囓る姿とか、人形抱っこしながら寝る姿とか、もうね、心震えたね。この感覚はアレだ、「赤毛のアン」に近いです。
 それも含めて、ジブリの影響を受けているようで、各シークエンスのアニメーションは匹敵するほどすばらしく作り込まれているので、ジブリライブラリーはさっさと本作を買い付けて、直ちに日本公開すること。そしてみんな心震えるがいいのです。


めぐり逢わせのお弁当
[70点]
@シネスイッチ銀座
 従前のインド映画と比べると、想像を絶するストイックな語り口。
 ただただ、「弁当の誤配」を利用して偶然始まった文通をとりとめもなく続けるうち、それぞれが人生の岐路に立ち、道を選んでいく、それだけの話ですが、なんともいえずほっこり。やもめのおっさんが、弁当が来るのをそわそわして待ってる、という絵面や、奥さんと上階のおばさんの掛け合いが、何ともユーモラスで飽きません。

 惜しいのは、ラストが「観客の想像におまかせ、の投げっぱなしエンド」になってること。どう終わらせるのがベストか悩んだあげく、結局決められずああなった、というのが見て取れて、ちょっと痛々しいです。ていうか、おっさんの方は「カフェの約束」のシーンでの行動が、いわば結論じゃないのか。


攻殻機動隊ARISE -border:4 Ghost Stand Alone-
[65点]
@新宿バルト9
 うーむ、これが工藤進監督ということなのか、それとも同類のSFだからしかたないのか、「マルドゥック・スクランブル」を彷彿とする、「ARISE」随一の情報量の飽和ッぷりでした。情報を咀嚼する前に新たな情報が詰め込まれるので、一見では理解するより雰囲気を楽しむしかない作り。でもまぁ、攻殻に限ってはそれもアリでしょう。「柱に解説が欲しい」と思えるって点は確かに攻殻機動隊でありました。
 全四章トータルすると、世界観を壊すことなくきちんと作り込まれた「攻殻機動隊の前日譚」が完成しており、十分満足してます。たぶんあの上司キャラと決着つけるであろう劇場版も、楽しみ。

<追記>
 そういえば今週は、「ゴーストバスターズ」の再上映ですよ!
 危うく忘れるところだった!



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posted by アッシュ at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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