2015年02月12日

短評(サイコパス/蒼き鋼のアルペジオDC)

アニメ2題。

劇場版 PSYCHO-PASS
[55点]
@TOHOシネマズ川崎
 やっと見ました。
 えーっと、本広克行はそこらへん一線引ける人のはずだし、そもそも「世界観メーカー」として日本最高レベルの実力者といえる虚淵玄が噛んで、どうしてメインプロットがこういう酷いコトになったのかさっぱりわからないんですが、つまり「日本映画だけど海外舞台にしなきゃダメなの! ていうかスタッフが海外旅行したいだけなの!」という、テレビ局映画にありがちなダダをこねた誰かがいるってことなんですか。
 ……そのダダを許容して作られた作品としては、最高レベルといえるスゴイもんができあがってるとは思いますけども、「隔絶された日本社会」が舞台だったからこそ凄みがあった「シビュラシステム」の設定を、強引に海外に持ち出した本作のストーリーの顛末とオチは、「そりゃそうだよ、そうなるしかねぇじゃん」という乾いた笑いと酷い後味しか湧かないものでした。

 それに、わざわざ1クール使って前フリに放送した「サイコパス2」後の話のはずなのに、「2」の結論ガン無視してねぇ? その他諸々、テレビシリーズの内容の説明を一切なしに進めちゃうのは、劇場版アニメにゃよくあること、と納得するより先に、「初見騙し&ツッコミ回避」のよくない意図を感じます。

 まぁ、アクションの見せ方にはキレがあってよかったのでそこらへんを見る作品でしょうか。物語的にはどうでもいい人がアクションシーンのボスになりますが、そこでシラットの1対2戦闘になるのは、「ザ・レイド」リスペクトですかね。
 あと、日本人声優にヘタな英語しゃべらせまくった後にエンドロールで出てくる「字幕・戸田奈津子」はアレ笑うところだよね?


劇場版蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ DC-
[65点]
@チネチッタ
 テレビシリーズの総集編+新作映像で、完全新作映画へのつなぎというよくあるパターン。新作分は新敵キャラ登場&1戦闘がっつりで30分たっぷりある、このパターンとしては実に親切設計。
 総集編部分のまとめ方は大変うまい、というか、本作の見せ場であるハデな対艦戦闘をひたすら連打しドラマ部分ははしょりまくり、という非常にわかってる仕様で、その上でこれまでにも増して見ものな新作対艦戦闘を組み込んでおり、満足感が高いデキです。

 でも新キャラがな……。
 原作通りなんだろうし、敵キャラ全員ツンデレ美少女な本作では、確かにアリっちゃあアリなんだけど、これまでは記号化に頼らずツンな女の子の魅力を出しまくっていたのに、ここまで無節操な記号化をされるとちょっと引きますね。



蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- メンタルモデル・タカオ (1/8スケール PVC製塗装済み完成品) -
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- メンタルモデル・タカオ (1/8スケール PVC製塗装済み完成品)
posted by アッシュ at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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