2015年03月17日

博士と彼女のセオリー

[65点]@TOHOシネマズシャンテ

 車椅子の物理学者として名高いスティーブン・ホーキング博士の伝記映画……ではあるものの、映画の原作は元奥さんの著作で、彼女目線のおはなし。

 予告編から読み取れはしたものの、学者の評伝というよりは、身体障害者の夫を持った妻、という夫婦関係を中心にした、ラブロマンスといえる内容でした。特に序盤の、奥さんの無条件なエンジェルっぷりは、ホント理系学生の妄想じゃねぇのと疑うレベルで(笑、ロマンチックです。
 しかしだんだんことは現実寄りになっていき、露骨に画面には出ないものの、下世話な方面の話が多く織り込まれるのがちょっと意外でした。
 欧米の映画界は、対象が実在かつ存命の人物でも、躊躇せずこういうプライバシーに切り込んでいくんだよなぁ……乙武さんもこういうのやらんかな? とちょっと思った。

 とはいえ、この映画の最大の見どころは、なんといってもエディ・レッドメインの演技。筋萎縮がじわじわ進行して、体が思い通りに動かなくなっていく恐怖を完璧に体現していて、へたなホラーやサスペンスなんか軽く凌駕します。
 ……夫婦の行く末はどうなるか、という物語にはそぐわないくらいに怖いのが、むしろ欠点になってしまっているような気もしますが。



ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF) -
ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)
posted by アッシュ at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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