2015年07月08日

短評(コードギアス第四章/悪党に粛清を/オンザハイウェイ/レフトビハインド)


 ……個人的には超ありがたいんだけど、いつまで続けるんだムービル。


コードギアス 亡国のアキト -第四章 憎しみの記憶から-
[55点]
@チネチッタ
 第一章第二章第三章
 ……あれ? なんか手応えが変だぞ? 分割された分、わりとゆっくり尺を取って、シンプルなテーマを乗せたよくあるストーリーがアクションたっぷりで構築されている、と理解はできるのに、なんでこう「超展開感」が激しいんだ?
 レイラのセリフが上滑りしているのが一因だと思います。「そういうジュヴナイル的な話にまとめる」のはしかたないとしても、レイラって、周囲の仲間や知人に対してならともかく、マクロな政治や軍略のレベルで、こんな感情的な主張をするキャラではないはずです。
 分割前、高速展開を求められていた時点では、核心のセリフを抽出するしかなかった。しかし二話に分割した後、シナリオの調整を怠った。そんなふうにみえますね。


悪党に粛清を
[60点]
@チネチッタ
 デンマーク人のマッツ・ミケルセン主演でアメリカ西部劇という異色の作品。ウェスタンノワールと銘打って、様々に濃い「悪」が描かれるのですが、立場にせよ行動にせよ「魅力ある悪党キャラ」という一線を越えてゲスな奴らがそろいすぎてて、不快の方が強かったのが本音。
 最後の銃撃戦はいろいろアイディアに満ちてて面白かったです。タバコ吸いながら銃を撃っちゃダメなんだぜ!


オン・ザ・ハイウェイ
[60点]
@恵比寿ガーデンシネマ
 「マッドマックス」のトム・ハーディ主演で、ドラマがすべて車上の電話だけで進められ、画面に映る人物はずっと彼一人だけ、というアイディアの、ワンシチュエーションサスペンス。

 まだ見てない人に言っておきたいこと。
 主人公はビル建設現場の監督で、これから生コン流し込んで基礎を固める、という時点から物語がスタートしますが、何も埋めてません(笑。遺体隠蔽も証拠隠滅もありません。物語の最後に意外な真実バラし、というのもありませんので、述べられる状況は、そのまま事実として受け止めて大丈夫です。……ここ早めにきちんとエクスキューズして欲しかったなー、て思うのはワガママか?

 主人公は、「過ちを正す」ため、ロンドンへ向けひたすら車を走らせます。彼には、仕事と家庭、二つ抱える重い責任をなげうってでも、信念に基づいて筋を通さねばならぬ事情があるのです。でもそれらはなげうってはいけないし、本人もなげうちたくはないので、なんとか事態を好転させられないか電話越しに四苦八苦する……それらがすべて一本の高速道路上をひた走る過程で進められていく。一本の時間軸、人生の道筋、そうしたものを象徴させているのでしょう。
 そんなドラマの進め方はものすごいんですが、先にも述べたとおり「何か大きな事件が背後に隠されているのではないか?」という疑念を払拭しないまま進められることと、逆にそうでないとわかると、主人公の「過ち」のあまりのうかつっぷり&その結果、本作の事態が最悪のタイミングで発生するあまりの間の悪さ(というかご都合主義)を、すんなり受け止められなかったのが正直なところ。


レフト・ビハインド
[50点]
@チネチッタ
 しまった、「こういう映画」だったのか! Wikipedia を見ると、この作品は続き物で、原作小説はこれから先、もっと酷いことになる模様。……そういや幸福の科学はまたアニメ映画作るんだっけ?
 人間集団消失というアイディアをよくもここまでちっぽけに映像化したものだ、と嘆くべきなのか、都心でよく街宣車が喚く「イエスを信じない人は地獄にオチマース」てヨタをよくもここまで見事に映像化したものだ、と褒めるべきなのか、ともかく無節操俳優ニコラス・ケイジの存在感が実に映える一本。
 「事件」が起きたあと、即座に「略奪開始!」になっちゃうあたり、TheGod様だけがおわす世界で生きる罪深き方々は大変ですなぁ。なお、宗教的な意図で「この状況」を描いた映画としては「トゥモロー・ワールド」という傑作がすでにあるので、そっちを見たほうがいいと思うんだ僕は。



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posted by アッシュ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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