2015年09月01日

短評(クーキー/劇場版弱ペダ/たまゆら2/さよなら、人類)


クーキー
[70点]
@新宿武蔵野館
 チェコ発の人形アニメーション。ストップモーションではなく、マリオネットに演技させ、吊り糸をCGで消す、という体裁。
 先に難点をあげておくと、人形劇なので口が動かず誰がセリフを発しているかわかりにくいところへ持ってきて、字幕に「物語を成立させる」意図が見えません。村長&クーキーとアヌシュカ&ゴミ部隊の二軸対立が明確な中盤を除いて、どういう話が進行しているのかイマイチつかみづらかったです。
 しかし、人形劇にしてほぼ全編野外ロケ撮影というアイディアはすばらしく、自然美を見事に切り取っています。また、チェコの映画といえばアニメーションですが、「エキセントリックな展開」という特徴もあると思います。本作でも、森の中の人形劇なのに迫真のカーチェイスとか、車上スタントの構図でのアクションシーンとか、おまえらアホやろというキレっキレの映像が次々編み出されており、ある意味「映画」という芸術の新たな境地を開拓しているスゲぇ作品です。


劇場版弱虫ペダル
[70点]
@TOHOシネマズ新宿
 期待通りにアツく作りこまれた、完全新作のファン向けムービー。アニメ追っかけてた人は見逃すこと能わず。
 作品内時間で3日間にほぼ1年かけたテレビ版に対し、キャラそれぞれに見所作って2日間で90分、なので、展開が忙しく、手段が先で目的が後回しなご都合主義感は否めませんが、まぁ、少年マンガなんだから硬いこと言いっこなし。サイドストーリーとして十分な出来だと思います。
 ていうか、ね。
 ポスターに、主人公より巻島東堂コンビがでかく描かれてる時点で。
 そして、公開直前のチャンピオンの連載において、青八木・鏑木コンビのとった行動及び過去回想で。
 いやホント、何がクライマックスに来て結果がどうなるか、だいたい展開読めちゃいまして、そのとおりの内容になったので満足です。田村ゆかりは偉大だね!
 そんで、登場はするけど次の瞬間には忘れ去られてる綾ちゃんとか委員長とか。総北・箱学以外は、たとえ宮野真守をあてた新オリキャラであろうと、蹴散らされる引き立て役のザコである、とか。まあ、うん、硬いこと言いっこなしだ。
 意外だったのは、御堂筋が顔見せのみだったことくらいです。でも、彼はこういう一発勝負に連れてくるにはバランスブレイカーってことだろうなー。


たまゆら 〜卒業写真〜 第2部 響 -ひびき-
[65点]
@新宿ピカデリー
 第一部
 今回は、のりえちゃんとかおたんの進路確定話。もとより派手さのない作品がさらに小ぢんまりしてますが、変わらず安定して良いデキです。井口裕香のハイテンション芸を堪能できます。ついでに、前回唯一登場しなかった、ほぼろ組もオチがつきました。でも中の人の心境を察すると素直に喜べない(笑
 夏の話ということもあって各キャラが薄着で、このシリーズにしては、描画がややセクシャルなシーン多めで眼福でした。のりえちゃんが「あの花」のあなるに見えてしょうがなかったョ!


さよなら、人類
[45点]
@恵比寿ガーデンシネマ
 全編セット撮影、かつカメラ固定という、演劇あるいは「動く絵画」といえる手法で撮影されたスウェーデン映画。
 シーンそれぞれに工夫をこらした、奥行きある画面のレイアウトは素晴らしいし、あるシーンと次のシーンでちょっとした関わりをもたせてる序盤は面白いです。しかし先に進むにつれ、関連もクソもなくなって、コント的な面白さも消え、ただ固定画面で何かがもっさり動いているだけの眠い映像になり、結局轟沈。あーよく寝た。



弱虫ペダル TVアニメ公式ファンブック (少年チャンピオン・コミックス) -
弱虫ペダル TVアニメ公式ファンブック (少年チャンピオン・コミックス)
posted by アッシュ at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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