2015年12月07日

短評(亜人1/ガルパン/たまゆら3)


 ヒューマントラストシネマ渋谷で「国際理系映画祭」ってイベントやるんですけど、全然理系じゃないじゃん、と落胆してます。博士と彼女のセオリーはラブロマンスで、ゼロの未来はブラック企業をファンタジー化しただけですがな。
 つーか、「すべてはFになる」が主なら、そこで選択すべきは、絶対「イミテーション・ゲーム」でしょうが!


亜人 -衝動-
[65点]
@ヒューマントラストシネマ渋谷
 物語の登場人物としては「感情の見せ方」が変化球なタイプのキャラが主人公で、その心情変化自体が面白そうな感じなのに、単なるホラー的な導入で亜人化してしまうため、うまく入り込めず。「田中」の過去を先に描いて、「亜人は本来どういう存在なのか、どんな目に遭うのか」をはっきりさせた上で本題に入るべきでした。そのあたり、構成が最適ではなかった印象です。

 とはいえ、「シドニアの騎士」のポリゴンピクチュアズが送り出す3D映像は、特に「別種」のバトルシーンの凄みはちょっと別格。今後はこういうのが主流になっていくんだろうなぁ。


ガールズ&パンツァー 劇場版
[75点]
@シネマサンシャイン池袋
 屋上屋を架すという言葉があります。あまりいい意味ではありませんし、他の多くのアニメ劇場版はだいたいその意味のとおりの結果になります。しかし、屋上屋を架しまくって五重塔になるまで築き上げて、これ文化なり文句あっか! と言い放つ、そこまで突っ走った作品といえましょう。クールジャパンの極致だと思うので、ぜひ海外に輸出していただきたいです。
 戦車戦が婦女のたしなみ、という、もともとが無茶にも程がある設定に、いかにしてさらなる無茶を押し込むか。戦車戦のフィールドが「遊園地跡」という時点で無茶なのに、画面に観覧車やジェットコースターが映った瞬間、「まさかそこまでは」と思うことがやっぱり起きてしまう無茶っぷり。水島努の本領発揮でしょう。

 また、まったくもってとってつけたストーリーしかない内容ながら、町を破壊し尽くされる大洗町民が劇中でもリアルでも歓喜するように、これは「ゴジラ」を失った日本人が新たに見出した新次元のカタストロフ娯楽ですので、同じパターンの繰り返しで各地をぶっ壊しつつ、あと5、6本作っちゃっていいと思います。


たまゆら 〜卒業写真〜 第3部 憧 -あこがれ-
[60点]
@新宿ピカデリー
 前半の麻音まとめ回と、後半のぽってまとめ回との落差がひどく、微妙。
 前半は、その結論に至るには無理筋の展開、「夢」連呼の醜悪なセリフ回し、そして崩壊作画と、「平野文キャラが古川登志夫キャラに怒りの電撃出す」サービスシーン以外は壊滅的です。
 翻って後半は、ぽっての感じる不安を、いつものカメラを手放す身近なところから物語全体へとうまく広げていて好感触。友達との距離が遠く感じてしまうのは、彼女の世界そのものが広がったからなんだけど、まだ気づけないってことでしょうねぇ。



ガールズ&パンツァー 劇場版 オリジナルサウンドトラック - ARRAY(0xdffce50)
ガールズ&パンツァー 劇場版 オリジナルサウンドトラック
posted by アッシュ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/430828963

この記事へのトラックバック