2016年02月09日

短評(ラストエグザイル/コードギアス最終章)

正式タイトルがやたら長いアニメ二題。

劇場版ラストエグザイル ‐銀翼のファム‐ Over The Wishes
[65点]
@新宿バルト9
 十三年前のヒットしたとは言いづらいテレビシリーズの、五年前のさらにヒットしなかった続編テレビシリーズの、総集編劇場版。
 パチ絡みでなく、何か新たな展開や販促があるわけでもなく、なぜこのタイミングで? と謎が多いですが、お蔵入りになりかけたのを関係者の努力でどうにか、というのが本当のところらしい。デザイン周りは確かに捨てがたい、よくできた作品なので、航空戦艦による艦隊戦等、大画面で見られるのは素直にうれしいですね。
 見たことのない人にはキャラの立ち位置がわかりにくい内容ですが、見てた人には綺麗に濃厚にまとめられ、ひとつの映画として成立しており、総集編映画としては完成度の高い部類に入ると思います。それはつまり、テレビシリーズが冗長でエンジンのかかりが遅く、ヒットし得ない作品だった、ということも示しているわけですが……。


コードギアス 亡国のアキト -最終章 愛シキモノタチヘ-
[40点]
@TOHOシネマズ渋谷
 第一章第二章第三章第四章
 いやはや……「これは酷い」とか「どうしてこうなった」以外に言葉が出てこんぜ。
 やりたかったのは観念SFだったか政争ものだったか、はたまた「反逆のルルーシュのサイドストーリー」だったのか、焦点がどこにも合わず何もできあがらなかった、3年かけた消化不良品。まだ見てない人にはっきり言っておくと、予定調和でやってくる「兄死ぬ」以外、物語を構成する新たな情報は事実上存在せず、何の結論も導かれない(ていうか四章のあのみっともない「演説」が「結論」だったのかよ!)から覚悟しておけ。その「死ぬ」も、「もしかしてあのキャラのアレは伏線のつもりだったのか」という展開で、「乳首券発行」を最大のサプライズとして実現される、というね。
 あと、あのアキト組のラストって、「イレブン」にはそういう選択もアリって話なのはわかるけど、現実のロマの歴史を考えると能天気すぎで、そこはやっぱ覚悟決めて戦い続けたルルーシュの方が、物語的には美しいよね。
 ロボットアクションだけは、最後まで気を張ってます。この一章に限っていえば、そこ以外に見所はまったくないです。それも、理解させるつもりのない観念SFを間に挟みながら進行するので、見せ場になりきらなかったのが残念極まりない。



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posted by アッシュ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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