2016年02月17日

オデッセイ

[75点]@ムービル

 まずこの酷い邦題を何とかして欲しい。何の映画かわかりゃしない。公式ツイッターがつけてるタグの「火星ひとりぼっち」の方が数万倍インパクトが強いよ!


 さて。火星に置き去りにされた宇宙飛行士のサバイバル、という題材ですが、何しろリドリー・スコット監督なので、エンタメ寄りの作り込みです(実際はものすごく考証を加えてるのは明らかなんですけどね。「プロメテウス」と違って)。
 なので、本作のウリと言われている(?)「火星で鉄腕DASH」な展開とかの描写は、意外にあっさりで拍子抜け。
 火星で生き延びる方法論よりも、生死ギリギリの絶望的状況でもとにかくめげない、前向きで楽しそうに張り切る主人公=マット・デイモンのキャラクターこそが「鉄腕DASH」的でした。この点がすばらしい(現実の宇宙飛行士の選抜も、「そういうメンタルの持ち主であるか」を重視されるみたいです)。
 「月に囚われた男」や「ゼロ・グラビティ」も高評価である自分としては、人間同士が愁嘆場繰り広げる、ってよりも、こういう「淡々と極限状況に向き合う」の方が断然ノレます。

 そこであの「マーズパスファインダー」ですよ! 発見までのくだりもさることながら、「送れるのは回転するカメラによる画像だけ、という条件で通信」にうぉぉとアガったのなんのって。あのシーンは、凡百なミステリーものを軽く凌駕してたと思います。


 難点としては、ビジネス的にしょうがないのはわかるけど、中国の絡み方がどうにもあざといことと、次回計画用の脱出艇が事前に投下されている、という展開は、そんなんホンマにやるかね? と少し疑問。あと、あの過剰な軽量化はあんまり意味なくね?



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posted by アッシュ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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