2016年07月04日

ウォークラフト

[評価保留]@TOHOシネマズ川崎

 「月に囚われた男」「ミッション8ミニッツ」と立て続けに傑作をものしたダンカン・ジョーンズ監督の新作は、自身もヘビープレイヤーだという海外の超有名ゲームの映像化。
 ……なんだが……海外での評判めっちゃ悪いとは聞いていたのだが……うーん……なんというかこれ……。
 つまり、2時間かけてやっと「舞台説明が終わった」状態で、解決すべき「葛藤」を積み上げて、「それを解決する主人公が登場するのは次回作以降」ってこと……だよね?
 もしダンカン・ジョーンズ流のトリッキーな仕掛けがあるとしたら、構想されている「三部作全体で」なんかやらかすんじゃないか、という期待はあります。

 とはいえ本作だけを見ると……序盤の「お使い一本道JRPG」かよ! とすら思ったあまりに酷い物語進行に腰が砕けそうになり、それすらまともにこなせないままあっちこっちへ視点をブラすのでもう何がなんだか……。
 特にオーク側が、裏切りに裏切りを重ねる展開なのに「各キャラの見た目に大差がない」ので誰が何やってんだかつかみづらく……。
 「単純な勧善懲悪でない」「一筋縄ではない」複雑な世界を構築したかった意図はわかるのだけれど、その複雑さを提示するだけで手一杯で、掘り下げには限界があった印象です。考えてみると、ジョーンズ監督は「視点が複数ある」作品はこれが初めてなわけで、もしかすると世界全体を把握し切れてない可能性が……あるかもしれない?

 映像やアクションシーンも……ゲームの世界観の再現はきっちりできている、という話らしいのですが、LotKシリーズとかと比べるとあんまり凄みはなく……。
 率直に言って、集団戦の殺陣にキレを感じなかったんだよねぇ。フルCGであろうオークvsオークはそれなりだったけれども。


 続編を待ちます。今回用意された舞台装置の上で、今後登場する主人公視点で引き締まった物語が展開されるのなら、無駄ではなかったと信じたい。



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posted by アッシュ at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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