2016年11月20日

短評(誰のせいでもない/エブリバディウォンツサム/ジュリエッタ)

 巨匠の新作三連発。しかし今回はいずれもイマイチ。

誰のせいでもない
[50点]
@ヒューマントラストシネマ渋谷
 ヴィム・ヴェンダース監督の新作。
 冬の夜に作家が子供を轢く事故を起こす。それは見ていなかった母親の落ち度でもあった。その後作風が深まり売れっ子へ上昇する作家に対し、母親は心の傷から抜け出せないまま、時間が過ぎていく……。という筋書きで、12年間を描く物語。
 ……が、実質的に物語が動くのは、10年経過してから。そこまではヴェンダース監督流の「積み重ね」フェイズ。ただ自分は、見方が甘かっただけかもしれないけど、その10年目に至ってやっと「主人公が何を表象しているか」がわかりました。そこまでに描かれる2年目6年目に何を積んだのか、もううまく読み解けないのです。
 実はこれ3D映画で(自分が見たのは2D版)、3Dによって主人公の心情を表す新機軸らしいので、3Dならもう少し受け止めやすいのかも?


エブリバディ・ウォンツ・サム!
[55点]
@ヒューマントラストシネマ渋谷
 リチャード・リンクレイター監督の新作は、アカデミー賞にもノミネートされた前作を撮り上げたご褒美的な意味合いなのか、監督自身の自叙伝的作品だという、80年代ノスタルジー。
 いやもう……面白い面白くない以前に、自分がこれまで見た映画で一二を争う「知能指数の低さ」なので……ところどころいいことも言ってるんだけど、全部打ち消す勢いでセックス&ドラッグ&マッスルなアメリカン・バカしかやらないんで……評価しづらい。とりあえずリンクレイター監督の芸風の広さに(これが本性だろう、とはなんとなくわかるんだけど)感服します。
 そういやカリフォルニアではハッパが合法になったそうで……おめでとうございます……。


ジュリエッタ
[40点]
@恵比寿ガーデンシネマ
 ペドロ・アルモドバル監督の新作だけども、登場する人間関係にあまり打たれるものがなくて微妙。ほとんど頭に残りませんでした。女性ならわかるのかな。



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posted by アッシュ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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