2017年02月20日

劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

[65点]@109シネマズ二子玉川

 ARをストーリーに持ち込んだのは、企画当時は革新的だったのでしょうが、完成前に「ポケモンGO」がヒットしてしまったのがよしあし。わかりやすくなった代わり、本来あるべきリアルへの影響───それを現実でやるといかに邪魔で迷惑な事態になるか───という観点が欠けてしまったのが痛いです。今さら初音ミクなキャラといい、ナーヴギア自体もそれっぽいのが普及し始めた昨今、先進的なイメージを持っていた作品が、時代に追いつかれ追い抜かれているのがちょっと悲しい。
 もはやフツーにゲームでしかないものに、ラノベ的な無茶と不意打ちのご都合主義で「新しさ」「面白さ」を作りこんでいて、そのデキは悪くないですが、肩透かしな感覚は否めません。

 ……いやそれより、忘れてたよ。この作品はさ。
 「夫婦モノ」なんだって。
 そんじょそこらの純愛モノなんて、軽く蹴飛ばすレベルの。

 泣いたり叫んだりの感情的なシーンはほとんどないのに、キリトとアスナがからむたびに熱いラブパワーが滲み出て、ニヤニヤどころかガチ赤面の域ですよ。
 全部わかっちゃいるけど納得しきれないリズベットのあの微妙な表情がね! こっちの気持ちを全部代弁してるようでね! ちくしょう爆発しろ。
 だからこの作品最大の爆笑ポイントは、エンドロールで一瞬映るアスナ母でしょ。え、違う?


 ときに、本作の一番すごいところは、「完全新作、といいつつよくあるサイドストーリーや延長戦」、にはならず、グランドストーリーにがっつり噛ませてるところ。「SAOの100層ボス」をここでラスボスに据えるとは、川原礫、このカードをよくここで切ってきた。こういうのが劇場版の本来の醍醐味とすら思えます。

 あとエイジ役の井上芳雄って、小野玄蕃か!



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posted by アッシュ at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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