2017年03月24日

シング

[70点]@ユナイテッドシネマ豊洲

 「ペット」が、昨年のシンゴジ君の名は。の連発に完全に飲み込まれたせいか、やたら宣伝がしつこい、イルミネーションスタジオの新作。
 とはいえ、思ってたよりずっと良かったです。ガース・ジェニングス監督を調べてみたら、「銀河ヒッチハイクガイド」の人って、マジですか。


 だって、ねぇ、題材的に、「動物カートゥーン」といちばん相性が悪そうな気がして。見る前の期待は低めでした。
 どう考えても、「人間が歌う」方が説得力があるでしょ。日本だと、それに足る役者や歌手を探すくらいならアニメでやっちゃえ、って話になるかもだけど、ハリウッドでそれはありえんし。実際、「歌のコンテスト」の映画としては、歌唱・演奏がすごいとは思えないのです。予選のシーン、予選通過するメインキャラの、どこが抜きん出ていたのかちっともわかりませんでした。

 ゴリラがギャングでクマがマフィアとか、動物にあてがわれるステレオタイプもありきたり。ズートピアの奥深さを見習え……というよりは、脚本がもともとアニメを想定してなかった、と考えた方が腑に落ちます。
 実写でやったら、3時間を超えてしまいそう。「脚本が長すぎるから刈り込め」と言われて、刈り込むくらいなら、ハイテンポの演出が可能なアニメ向けに改変した方がいいんじゃないか? となったのでは。

 アニメゆえのザクザク切っていくテンポのよさと、見た目のおもしろさだけで突っ切る潔さ、容赦なさ。
 演出が速いというだけでなく、「ジェバンニがやってくれました」級の、各キャラの行動の速さも小気味良い(ロジータは、あのピタゴラスイッチを一晩で作るスキルを生かした方が絶対いい人生になる・笑)。もちろんこれも、アニメだから許されるスピード。
 
 むろん一本調子でなく、巧みにギアチェンジもするわけで。
 なぜ主人公にコアラが選ばれたか、なぜ相棒がヒツジなのか、それがわかる瞬間の、あの泣けて笑えるシーンすっごい好き。


 十分面白かったから、映画終わったあとにまで、「吹き替え版も見よう」(←自分は字幕版で見た)とか宣伝入れるのやめれ。続編があるのも夏に怪盗グルー&ミニオンの新作やるのもわかった! わかったから!
 逆に、なぜあのアライグマ?ガールズを日本で宣伝に使わなかったのかがわからん……もしかして、吹き替えだと英日逆になってて、かえって使えなかった? あの「足が臭い」云々のシーンで、バスタームーンは本当は何と言おうとしてたのでしょうか……?



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posted by アッシュ at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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