2017年03月30日

キングコング -髑髏島の巨神-

[80点]@ムービル

 最高かよ。

 あー、もう、わかるわー。
 ギャレス・エドワーズが GODZILLA で……ていうかローランド・エメリッヒも、「KAIJU」でやりたかったのは、こういうことなんだなって。アメリカがたどりついたモンスター映画の極致であり、そりゃあマーベルばりに「ユニバース」作ってキングオブモンスターズ決めようぜって発想にもなるよね。いやもう、今からゴジラとの対決が待ち遠しすぎる。
 日本の「ゴジラ」における、戦争や災害の観点を「どうしても入れざるを得ない」感覚が、アメリカ人には伝わっていないのは、ちょっと悔しくあると同時に、その割り切りこそが娯楽においては必要なんだろうな、とも思います。日本でだって、ゴジラが長命のコンテンツになったのは、なんだかんだで「怪獣大決戦」の路線が一役買ってるわけで。


 本作のコングさんはわりと人間に優しいし、ナパーム攻撃ごときでうろたえるので、言うほど絶望感はなかったんですが、超アクティブで闘志剥き出しで暴れるので、躍動感あふれててチョーかっけえ。

 ゴジラの場合、明確に「人類よりはるかに強い怪物」という脅威でしたが、この作品では、「人類ははるかに弱くてバカ」に描いてコングの脅威を増しています。掘り下げていくとホラー映画のテンプレが出てきそうな印象はありますが、凡百のホラーなんてメじゃないです。
 ベトナム戦争直後に時代を設定して、「敗戦を認められない兵」をとりわけ愚かに描いて、「人間=ゴミカス以下」みたいな価値観に説得力を与えているのがうまい。いいの、この作品に限ってはゴミカスで。
 逆に、ゴミカスにすぎない人間たちの背景、彼らがなぜどのようにあの島に行くか……という説明に30分近くかけちゃうのはちょっと長かった気がします。最小限にして、少しでも早く髑髏島に行こうとしている努力は見えるんですが、意外に登場人物が多いから……。もう少し絞ってもよかったのでは。

 ちなみにもちろん字幕版です。さすがにあのメンツで吹き替えを見る勇気はないぜ!



GODZILLA ゴジラ(吹替版) -
GODZILLA ゴジラ(吹替版)
posted by アッシュ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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