2017年04月11日

バーフバリ 伝説誕生

[80点]@新宿ピカデリー

 あと3日しか機会がない。すぐに書きおおせねばならぬ。
 これが、この作品が、都心では1週間限定1日1回しか上映されないだと?!
 映画界馬鹿じゃねーの?!


 インド歴代興収ナンバー1、そしてインド映画で初めてアメリカでの週末興収ベスト10に入ったという、インドの古代叙事詩における伝説の戦士を描いた一大スペクタクル……とかいう惹句はこの際置いといて。

 ハッキリ言う。
 インド映画の主人公はだいたいみんなヒーローでイケメンだが、本作の主人公は突き抜けてイケメンである。
 よくありがちな貴種流離譚だのに、そのありがちなストーリーを、ここまで超カッコよく描写した作品にはそう滅多にお目にかかれない。境遇、性格、行動、戦いぶり、肉体美、女の手玉の取り方に至るまで、すべてのイケメンぶりに説得力がある恐るべきイケメンである。
 あらゆる女子は、壁ドンとか顎クイとか、そこらのスイーツなラブコメを見てる場合じゃない。ヒゲが生理的にダメというのでもない限り、絶対に今週中に新宿ピカデリーに駆けつけて本作を見るべきである。そして惚れよ。鼻血を吹け。高橋一生やら星野源やらジョニデやらあんなヤサくてチャラいの、どうっでもよくなること請け合いである。

 惜しむらくは、本作は、終盤の合戦シーンがヌルい。
 いや、本当はスゴいのだ。合戦全体を俯瞰し、作戦をきちんと説明した上で緻密に描写し、すべてのキャラクターに目配せをしつつ、大量のエキストラによる組んずほぐれつの迫力ある集団戦を演出するという、現代の日本映画の合戦なんか鼻毛で吹き飛ばす、ハリウッドでさえここまできちんとやっているのは少ないと思えるくらい、完璧な合戦シーンである。
 だがしかし、本作に限っては、(説明された作戦通りに進行するので)だいたい予想の範疇で収まる上に視点をあちこち切り替えるので、主人公のイケメン度が薄れる、という意味でヌルいのである。
 もっとイケメンぶりを見せよ! バーフバリ! バーフバリ!

 なお、本作は二部作の前半であり、がっつりクライマックスを見せた後にすさまじく完璧なヒキを入れた上で「次回に続く」である。日本で安易に前後編公開をやっている連中は土下座しつつ刮目すべきである。


 後半はせめてもっとちゃんと公開してくれ。頼む。
 あとできれば、今回かかっているのは例によって英語圏向けの編集されたバージョンに見えるので(明らかにブツ切られた部分がある)、完全版の公開もお願いしたい。



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posted by アッシュ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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