2017年04月27日

短評(Free!/アニメたまご2017/人生タクシー)


 転売ヤーの話が話題になっていますが、ふっと思ったのは「立川シネマシティはキャンセルが上映20分前まで可。キャンセル料金はかからない神仕様」だってことです。キャンセル不可になった時刻をもって支払い確定。
 物理的な発券開始をそれ以降、会場内のみに設定すれば、転売可能な状況が極めて限定されるのでかなり抑止になると思うのですがどうでしょうか。シネマシティのシステムを作った会社は、汎用性を高めて、発券インフラも合わせて各種イベント会場に売りつけたらすごく喜ばれると思います。



劇場版 Free! -Timeless Medley- 絆
[50点]
@チネチッタ
 あ、この二部作って「総集編と新作の組み合わせ」じゃなくて「総集編2本」で、その先に新作を作るのか……じゃあ次は見ないな……。
 「フォトセッションつき舞台挨拶」という上映前特典映像の謎っぷりと、それよりさらに前「キンプリ新作の予告編」がいちばん面白かったので、本編はもはや必要なかったかもしれません。


アニメたまご2017
[75点]
@テアトル新宿
 アニメミライを後継している企画の一般公開が、テアトル新宿で1週間限定、レイトショー1回のみで実現。しかし平日だったとはいえ、もう少し入ってほしい……。
 で、今年は……面白いかどうかはまったく別として(ていうか他の3作品のほうがよほど面白いし出来もよかったはずなのだが)最後の「ずんだホライずん」が、目も耳も魂も記憶も根こそぎ全部持っていく破壊的なインパクトなので、もう少しバランスを取ったほうがいいと思いました(笑!


人生タクシー
[評価不可]
@新宿武蔵野館
 イランで20年の「映画製作禁止」の刑に服しているはずのパナヒ監督の新作は、もっと「法の抜け穴」的に撮った作品かと思ったら、「映画ではない」とした曖昧さを脱してはっきり「映画」でした。
 複数のカメラを使いカットを割ってきりきり切り替わる映像といい、序盤に張った伏線が終盤に生きる展開といい、同様に車内のカメラだけで撮った「逃走車」かそれ以上に「映画」です。無論、意図的でしょう、中盤以降ハッキリと、監督が現況に不満と抗議をぶつける「主張」があらわになっていきますから。そりゃイランでは上映許可出ませんわな。ちょっと意外でした。
 ただ、姪っ子ちゃんの言動そして存在感は素晴らしいのだけど、彼女に業を背負わせる形でこの作品に巻き込むのは個人的には好かない……というのは日本人の感覚かな。


 ところで、この作品は尺が短いためか、本編の前に日本人監督による短編が2本差し挟まれます。しかし、松江哲明監督はともかく、森達也のものは、「本作をおススメしたい」気持より「この森達也の愚行を誰にも見てもらいたくない」気持ちが上回るひどさのため[評価不可]としました。
 それを「日本で」表に出したって、厚顔無恥なひけらかしでしかないだろうに。「イランで」やってこい、話はそれからだ。
 でもそうしたところで、相手にすらされるまい。「映像作品」としてみたとき、撮影技術から脚本から、撮って何を伝えるかというカメラに込める意志の強さから、すべてにおいて、本編内で示される「イランの子供のその場の思いつき」に劣る惨憺たる内容だからだ。
 これが日本のドキュメンタリー映像作家のトップレベル? 日本の映画界はどこまで堕ちれば気が済むのだ。



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posted by アッシュ at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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