2017年05月25日

BLAME!

[80点]@新宿ピカデリー

 原作二瓶勉・製作ポリゴンピクチュアズの、「シドニアの騎士」の組み合わせによる3Dアニメーション新作。

 見終わって最初の率直な感想はこう!
 「これは世界で売れる」
 作っては作ってはクソを積み上げてきた「3Dジャパニメーション」が、やっと「売れる型」かつ「日本ならでは」に到達しました。寿ぐべきです。
 「レンダリングの都合上」3人か4人しか登場人物がいないのに、世界の運命をブン回す悪習はもはやありません。本作など、最大の難点が、「キャラが余っていて」効果的なキャラ配置ができず、ラスボス登場からの流れにもたつきを感じる点、ときてるんですから。

 シドニアも海外評価高いようですが、あちらはジャパニメーション文脈の比率が高いので、こちらの方が絶対いける。何しろ、西部劇の時代から紡がれる王道の物語構造(「マッドマックス」も同パターン)を、「男の背中」で締めて見せつけるこの説得力!
 さらには、物語空間が狭いにもかかわらず、3D背景にもキャラ構築にも奥行きがあり、さらなる広がりを感じるので、ダークな色彩なのになんか画面やキャラの動きを見てるだけでワクワク感があるんですよ。これはもう、絶対シリーズ化すべきです。

 なお、NETFLIX の同時配信で、映画館での公開は2週間限定だそうです。NETFLIX が、かなりの製作費を突っ込みつつもわりと自由に作品を作らせてくれるのはいい時代なのでしょうが、それでもこれは映画館で見るべき作品と思います。うまい棲み分けができてゆけばいいのですが……。



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posted by アッシュ at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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