2017年07月19日

銀魂 (2017実写版)

[65点]@109シネマズ川崎

 さて、これまで低予算をウリにして安いコメディを量産してきた、当たりはずれの甚だしい福田雄一監督に、待望のビッグバジェットが渡されての実写版「銀魂」です。
 アクションとVFXにめっちゃ金がかかってるようで、見目はすごくアップグレードされてるし、下手な尺引き延ばしや顔芸要素も薄くテンポよく進むので、面白いといえば面白いです、が。

 うーん……、これ、まるっきりアニメの「新訳紅桜編」じゃね?
 どこらへんがって、まずもってワーナーブラザーズのロゴ天丼」をやってる時点で、影響を受けてないなんて言わせねぇぞこの野郎、ってなもんで。

 もちろん、「銀魂」をネタにしておいて、「豪華なコスプレ大会」なんて批判が的外れなのはわかってます。が、キャラ再現性というだけでなく、構図とかデザインとか色彩とか演出の間の取り方とか、松陽先生の声が山寺宏一・定春の声が高橋美佳子とか橋本環奈が定春を呼ぶ時のイントネーションが釘宮理恵とか(いや、これはよかったんだけども)
 「原作」じゃなくて「アニメ」から、「リスペクト」を超えてまんま引っ張った「実写化」になってる気がするんですよね(当然サンライズに話は通ってるのでしょうが)。

 福田雄一オリジナル、といえるのは、序盤のメタネタを除けば、パロディ小ネタのみに見えました。それもシャアとかナウシカとか不発ばかりです。エリザベスをオバQネタでいじっても無価値ってわかってないのは致命的。今の若い人オバQ知らないよ! ドロンパもっと知らないよ!

 下手にいじって、オレサマ色に実写化されるよりはマシなんですけども。
 すでに型ができあがったアニメがあるこの作品に対し、「追従するしかない」って白旗揚げて安易に流れた感じがして、正直「福田作品」としてはデキの悪い部類に入ると思います。ビッグバジェットでも駄目なのか……面白い時と面白くない時の基準がホント見えんわこの人は。


 ただし、橋本環奈as神楽は絶品。ゲロインを再現してなお誇り咲く千年に一人のカワイさ、他のキャラが全部霞むレベル。もう一生チャイナでいてくれ!




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posted by アッシュ at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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