2010年02月22日

コラム

 えーと、わたくし「ハルヒ」「なのは」「Fate」は見ません。
 東京在住で、U系アニメを見ていないことと、「ハマって金や時間を浪費するのが確定的なものは回避したい」からです。ことに長門はやばそう。俺の嫁とか言っちゃいそう。


 「トイ・ストーリー3D」が見たかったのです。実は、2をまだ見たことないもので。で、この土日に、やっと見に行く余裕がとれたと思ったら……もう舞浜でしかやってねぇとは!
 3の公開前に、どっかテレビでやるかなぁ……。


 感想を書いてる余裕がないんですけど、「サイタマノラッパー」「アンヴィル」と、夢にとらわれてにっちもさっちもいかなくなったミュージシャンの映画を立て続けに見ました。どちらもどうしょうもなくバカこじらせてるんだけど、否定はされてなくて、暖かいというか、どっかでつなぎ止めている視点が印象的でした。
 だからか? 下高井戸、早稲田ともに満席だったのが驚き。
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2010年01月11日

コラム

 名画座大好き人間なので、あらかたの映画は見逃しても何とかなると思ってるのですが、子供向けと目されている映画はそうじゃないんですよね。
 アニメ無双を必死でやってたのは、どんなに評判になったとしても、公開期間が終われば二度と映画館で見られないから、という理由もあるのです(そういう意味で、「マイマイ新子」は幸せだよねぇ)。3Dものなんて、機材がないとムーブオーバー不可能だし。

 アニメは安くDVDが出る現実もありますが、やっぱ「映画は映画館で」という考え方もありますし。
 それに、自分は、ビデオやDVDではなるべく映画を見ません。集中力がなくて、手元にリモコンがあるとポーズボタン押しちゃうから。だから、強制的に画面を見続ける環境に自分を置きたい、ていうのが映画館に行く理由の多くを占めてます。子供ならなおさら、そういう需要はあると思うのですが。

 アニメ映画専門の名画座って、そろそろ採算取れる時代じゃないかな。どうでしょう。

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 ゼロ年代ベストについて「マインド・ゲーム」を検討に入れ忘れていたことに気づきました。しまったー……でも今さらか。
 あれは中盤をどう評価するかが問題ですが、「クジラに呑まれるまで」で評価するなら「デッドリーヴス」の上に来ます。

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 TOHOシネマズの、「1か4が末尾にある年賀状で 1000 円」というキャンペーンにうぉ、と思う。
 すごくユニークだとは思うし、集客としては効果がありそうだけど、自分でさえ今年2枚しか年賀はがきもらってないし、どういう層が喜ぶんだろう。

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 「てぃだかんかん」の予告編を見たんですが、あれを見て、ナイナイファン以外に映画本編を見に行きたいと思った人がいたら、真面目に精神病院へ行った方がいい。あまりのありえなさに血の気が引きました。どうしてくれよう。
 深夜番組で流れても直ちにチャンネルを変えること間違いナシの、岡村隆史とマネージャーのダダ滑りトークが流れるだけ。何ですかこれ、リアルで「プロデューサーズ」狙ってるんですか?
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2010年01月03日

ゼロ年代ベスト10

 破壊屋さんの企画向けに書いた内容を、自分のエントリにも貼っておきます。

 「誰が見に行くんだ大賞」もそうですが、できれば2009年が終わってから決めたかった気もしますが……自分のセレクトは以下のようになりました。

 なお、真剣に映画を見るようになったのが 2005 年以降です。なので(?)偏ってます。
 各種取り混ぜアニメが5本も入ってるのって自分だけじゃないのか?


1位/ベルヴィル・ランデブー
映画館で4回も見た映画は人生でこれだけ。DVDとサントラも買った。主題歌を聴いているだけで幸福感が湧く!

2位/マカロニ・ウェスタン 800発の銃弾
自分を映画を見るだけの人物から感想書きに成長させたターニングポイント。これを傑作としてオススメしてくれた M@sterVision さんには本当に感謝。破壊屋さんの掲示板に初書き込みしたのもこの作品でした。

3位/クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
何度見ても泣ける言わずとしれた傑作。この作品のみ映画館で見てません、一度大画面で号泣したいです。

4位/デッドリーヴス
グレンラガン以前の今石洋之監督作品。52分と短尺ながら、動画がハンパないジャパニメーション史に残る傑作。ちんこドリル。

5位/イノセント・ボイス 12歳の戦場
「戦争を日常として描く」ことに本当に成功した、希有にして真の戦争映画。

6位/ユナイテッド93
全編にわたる緊迫感に一瞬たりとも目が離せず、終わってからしばらく席を立てなかった作品。

7位/リンダリンダリンダ
ゼロ年代ベスト映画監督を選べといわれたら山下敦弘。ベスト脚本家を選べといわれたら向井康介。

8位/カサノバ
プロモーションを誤ったがゆえに駄作認定されている不遇の傑作。この作品は「イケメンの愛の手管を描くメロドラマ」ではなく、「吉本新喜劇」なんだよ! 今は亡きヒース・レジャーが「なんでやねんなんでやねん」言いながら逃げる間男を演じてるんだよ!

9位/秒速5センチメートル
完全に世界に取り込まれてのあのラストは衝撃過ぎる。二度と見たくない超傑作、というものが、この世にはあるのです。

10位/新世紀ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破
観賞後の満足感からすれば、もっと上に置いてもよいと思うのだけれど、まだ完結してないので、この位置。


次点に「スクール・オブ・ロック」。Bootleg で「エンドクレジット」の記事がありましたが、自分にとってのベストエンドクレジット。上映後に自然と拍手が湧く巧妙な構成。
「オフサイドガールズ」「運命じゃない人」あたりも捨てがたい。

あと、ヘタをすると映画本編より面白い「鷹の爪団の上映前諸注意inTOHOシネマズ」にも一票入れたい!
posted by アッシュ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年ベスト&ワースト

 あけましておめでとうございます。
 まだアニメ無双は終わっておらず、去年の作品で見たいのに見れてないのが7本もある状況ですが、新年最初のエントリは恒例のベスト&ワーストで。

ベスト10

1位/新世紀ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破
文句なし。見てる間ずっと至福の時間でした。

2位/屋根裏のポムネンカ
この驚異的なイマジネーションが広く知られていないのはまことにもったいない。

3位/ホルテンさんのはじめての冒険
見た後からぐいぐい自分内評価が上がった作品。音楽が耳に残ってるのが大きいです。

4位/剣岳・点の記
狂気さえはらむ桁違いの映像美。メイキングフィルムさえも一本の映画として公開されてましたね(見損ねた……)。

5位/コネクテッド
もとが丁寧な脚本にムチャクチャな香港アクションが加わって最高の化学変化。こういう映画を大衆向けとしてきちんと売るべきだと思う。

6位/スペル
僕がホラーをここまで評価するのは珍しいです。伏線回収の鮮やかさが大きいですね。

7位/カールじいさんの空飛ぶ家
予告編から想像していたものとはまったく異なる物語。良い方向へ裏切られました。あと原題が「Up」だけだったと知って驚き。これは邦題の勝利。

8位/マイマイ新子と千年の魔法
作品もよかったですが、率直に言って、ネット界隈のムーブメントに乗れた、というのがちょっとうれしかったりします。

9位/チョコレート・ファイター
痛い作品でした。撮影でケガをした夢見る若者たちの熱意が少しでも報われますことを。あと、タイにおける日本語の扱われ方を知った作品でもあります。

10位/ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
2009年いちばん泣けた映画。いや、泣けたと言う意味では他にもあるんだけど、「死」「老い」「病気」「戦争」いずれもなしに泣けた映画は久しぶりじゃないだろうか。

次点は「グラン・トリノ」。この作品の場合、見た頃よりやや評価が下がっていて、いまとなるととあんまり内容が思い出せないのが正直なところ……。


ワースト3

1位/センコロール
2009年最も金と時間を返せと思った作品。「つまらない」ことより「中身がない」ことの方が罪と知れ。

2位/火天の城の終盤
「プロジェクトX」にバトルだのラヴだの持ち込んだ時点で、論外というか、敗北というか。本当に、何がしたかったのやら。

3位/ストリートファイター レジェンドオブチュンリー
これと比べれば、どらえぼんの方がB級学園もののセオリーに則っていた分はるかにマシ。


それでは、今年もよろしくお願いします。
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2009年01月04日

2008年ベスト&ワースト

あけましておめでとうございます。
めっきり更新が減り、昨年末もよさげな作品をあまり見られていない状態での総括ですが、
いろいろ考えた結果、こうなりました。

ベスト10

1位/崖の上のポニョ
 2008年でいちばんスゴイと思った作品。

1位/クライマーズ・ハイ
 2008年でいちばん傑作と思った作品。

1位/ぼくたちと駐在さんの700日戦争
 2008年でいちばん気に入った作品。

 個人的には、この三作が今年は図抜けていて、優劣がつけがたい。
 この三作で優劣がつけがたいと悩むのはたぶん日本で僕だけですが。
 特に「ぼく駐」の楽しさは多分に自分の出自もあるだろうし。

 意外にも、全部日本映画。
 昨年はアジアの作品をあまり見てないので偏ってるかも知れません。

4位/ミラクル7号
 ほんとに、これの前に「少林少女」を出されたうえに、「夏休み映画」としては敵が強すぎたチャウ・シンチーがかわいそうでしかたないです。

5位/12人の怒れる男
 ちょっと思ったんだけど、この映画ってロシア本国でちゃんと公開されてるのかしら。

6位/テラビシアにかける橋
 2008年いちばん泣けた作品。

7位/いのちの食べ方
 時間が経っても、目の中に各シーンが焼きついて離れません。ものすごい作品だったと思います。

8位/ウォンテッド
 やっぱアンジェリーナ・ジョリーはこういう役がいいです。
 あと同僚の女の子がジェームス・マカヴォイファンで、珍しく職場で映画の話題で盛り上がれたのも高評価の理由(笑

9位/シューテムアップ
 「アホな映画を真面目に作っている」点で、「ホットファズ」が話題になりましたが、メじゃないよホント。

10位/ホートン のクライマックス
 ラスト10分は本当に圧巻。ご存じない方は一度お試しあれ。

次点
○ミスト
○アフタースクール
○ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
○魔法にかけられて
○Genius Party Beyond
てゆーか、ここらへんはいろんな人が評価してるのであえてホートン入れてみました。

○僕らのミライに逆回転
再見が間に合わず。ちゃんと見たかったなぁ。

番外
○男はつらいよ

 娯楽映画としての完成度がやっぱすばらしかったです。


ワースト3

1位/252 生存者あり のクライマックス
 はじめからダメとわかっている作品は僕は見に行かないし、作品全部がダメならそういうもんだと割り切れる。また僕は、きちんと話をまとめる意志があるならば、どんなに荒唐無稽でも、わりとふんふん言いながら見ちゃうタイプだ。
 しかしこの作品はダメでないと思っていて、中盤まではしっかり見られて、にもかかわらずいちばんの見せ場で「邦画のダメなところ」のエッセンスをすべて詰め込んだ作品に豹変する。新橋駅のセットとかCGとかを一生懸命作ったスタッフに土下座して謝れと言いたい。

2位/美しすぎる母
 ごめん、タイトルに魅かれてなんかエロエロなものみられるんじゃないかって不純な動機で行ったからあんな目に遭ったんだ。

3位/小森生活向上クラブ
 演技力が確実ならば、よけいな演出は避けてじっくりその演技を撮ろうとするのが普通の映画監督でしょう。好演をつぶした、という意味でも最悪。


今年は見る本数がさらに減りそうな予感ですが
今後ともよろしくお願いします。
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2008年11月08日

コラム

 「僕らのミライへ逆回転」は、ちょっと精神状態悪いときに見ちゃったんで評価保留。
 あの状態でも泣けたんだからすごくよかったのは確か。

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 タイトルは聞いてすぐ覚えたのに、内容はまったく知らない作品のひとつだったサイレント映画「カリガリ博士」。バルト9の「ドイツ映画祭」で上映していたので見てきました。音楽は生演奏。物語にぴったり合っていてすばらしかったです。

 エレベーターで乗り合わせた白人のおっちゃんが、関係者だったのか、乗客に「ドクターカリガリ?」と聞いて回ってました。偶然、全員カリガリ博士の観客で、「べりぐー」とサムズアップ。なんか和んだ。

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 今週の早稲田松竹
 「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」・「アフタースクール
 という佐々木蔵之介祭り。
 再見してきました。「ぼくたち〜」はやはり振っ切れたバカ演出が爽快です。「アフタースクール」は二度目の方がおもしろい作品かも。
 どっちも傑作なんでぜひ。

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 しまった、プラザ劇場の最終上映に行くの忘れてた……
 「トップガン」見ようと思ってたのに……
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2008年08月11日

寅さん

 公開40周年でDVD-BOXが出るというので、東劇で特集上映中。
 今まで観たことなかったので、いい機会なので第1作と第2作を続けて見てきました。

 「笑って泣いて」という映画コピーの常套句の意味が心底よくわかりました。すばらしかった。
 笑えるシーンの中に涙を、泣けるシーンの中に笑いを、こうまで自然に折り込まれれば、そりゃあ来ます。もう、なんかぐしゃぐしゃ。


 ところで、上映中に、三つくらい隣の席で、携帯電話が鳴ったのね。
 寅さんでなけりゃ映画なんか見に来なさそうな老夫婦だったから、マナーをとやかく言う気はないんだけどさ。
 いやね、
 最初のうち、その音を「劇中音」だと信じて疑わなかったのよ!
 40年前の映画見てるのにさ!
 
 以前破壊屋さんで、劇中音の携帯電話に反応する親父というネタがあったけれど、その逆もあるという話。
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2008年01月03日

2007年ベスト&ワースト

 あけましておめでとうございます。
 今年はもっときちんと更新できるようにしたいなぁ……

 さっそく昨年の総括から。
 暫定ランキングを作っていたのですが、年の瀬になって大幅に順位が入れ替わりました。
 もっとも、2006年も、ちゃんと年末大作を押さえていれば確実に「硫黄島の手紙」と「武士の一分」は食い込んでいただけに、なんとか12/15公開作まではきちんと押さえてのランキングが作れて幸い。

ベスト10

1位/秒速五センチメートル
 昨年一年で、いちばんのめりこんで見ました。完全に作品世界に取り込まれて見ました。この事実はどうにも動かしがたい。
 二度と見たくない超傑作。というものが、この世にはあるのです。

2位/オフサイドガールズ
 傑作ガールズムービーinイラン。女の子がかわいカッコいいことこの上なし!
 「映画が最大の娯楽」の国でこそ、本当におもしろい映画が作れるのだと思うのです。またこういうノリのものが入ってくるとうれしいですね。

3位/パフューム ある人殺しの物語
 どんなに技術が進歩しても、「嗅覚」に訴える作品でこれを超えるものはそうは出てこないでしょう。娯楽としてもパーフェクトで満足感が高い一本。

4位/カフカ 田舎医者
 絵を動かすことの喜びにあふれた快作。2007年の「アニメーション最高傑作」はグレンラガンでも電脳コイルでもない、田舎医者だと声を大にして叫びたい。

5位/ベオウルフ 3D
 これを3Dで表現したのは慧眼。映像を作ってておもしろかったろうな、と感じられる、映画の原点みたいな作品。

6位/グラインドハウス
 最燃えキャラ賞はゾーイ・ベル。まったく同感!

7位/ALWAYS 続・三丁目の夕日
 オープニングで度肝を抜かれた。物語は「ツカミ」がだいじだよ、ね、茶川さん。

8位/ツォツィ
 2007年いちばん泣けた作品。

9位/天然コケッコー
 山下監督作品の「間」は本当に好き。でもこの位置なのだから2007年は層が厚かった。

10位/アズールとアスマール
 主人公ズより、クラプーとお姫さまに印象の7割方持ってかれてるような気もしますが。「マスタードもねぇんだ!」

次点
世界最速のインディアン
ピンチクリフグランプリ
松ヶ根乱射事件
ラストキングオブスコットランド
河童のクゥと夏休み
フリーダムライターズ

番外
○TOHO シネマズの上映前諸注意
 下手をすると映画本編より面白い。
 まさに踏んだり蹴ったりですね総統。いたれりつくせりじゃないのかね吉田君。

○「しゃべれども しゃべれども」における猛虎亭優の「まんじゅう怖い」
 もっと評価されていい名演。落語界はこの逸材を捨ててはいけない。

○テアトル新宿「黒沢明特集」
 恥ずかしながら黒沢明はあまりちゃんと見てなかったのです。この機会にいくつか見られて良かった。でもうちの親に言わせると黒沢明の最高傑作は「生きる」だそうだ。もっと見ないとなぁ。

○「カサノバ
 んでこれ! 2006年公開作ながら2007年に見た作品の中で、娯楽大作限定なら間違いなくダントツトップ。この作品は、頭の中で関西弁に吹き替えるのが正しい見方ですから間違えないように!


ワースト5

1位/Genius Party の「LIMIT CYCLE」
 異論は認めない。この作品を作った人間、この作品を加えて映画館で公開してよいと判断した人間、公開した映画館、すべて断罪されてよい。見る価値がない以前に「見られない」のだ。どんなに見ようと努力しても寝入ってしまう作品に何を言えばいい?

2位/海での話。
 2006年の年末公開だから本来なら外すべきなんだけど、あえて入れる。この作品は本当に酷かった。
 「構成が起承転結で整っていれば、人はいかに展開が豪速でもついていける」が信条なので、いわゆるケータイ小説の映画も、(見ないけど、見たら)わりとふんふんといってついていけそうな気がするんですけど、この作品、それさえもないから。

3位/トランスフォーマー
 もっかい訊くけど、このストーリー、キャラ、そしてまるでおもしろみのない「トランスフォーム」で、ほんとうにトランスフォーマーファンはよかったの? シンプソンズばりの抗議運動起こさなくて良かったの? 自分にとっては、2007年最大の時間の無駄。

4位/スキヤキウェスタン・ジャンゴ
 もう三池監督作品は見ない。どんなに盛り上がったとしても、来年のヤッターマンも見ない。

5位/ダーウィンアワード
 海外のびっくりニュースとかハプニングを集めた YouTube をネットで見ておけば、タダでこれ以上の興奮が簡単に味わえる時代。金を払う価値がなかったという一点において最悪。

次点は「ベクシル」「エクスマキナ」のあいつら。「高度な技術の無駄遣い」はできればちゃんと笑える方向でやってもらいたいもの。あ、トランスフォーマーもそうか。


それでは、今年もよろしくお願いします。
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2007年11月20日

リハビリ的に。

エクスマキナやっと見ました。

エクスマキナ[55点]。
 「映画としてのデキ」ならば、ベクシルより、前作「アップルシード」より、はるかにいい。ジョン・ウーによるアクション映画の傑作、3DCG映画の到達したひとつの境地。
 ……でもこれは断じて「アップルシード」じゃねえええ! 
 オープニングの突入シーンがベクシル並の能天気さ。そこで「銃声をさせてる」時点でデュナン・ナッツじゃありませんて。

 この作品で、初めてシネアミューズのウェストに入りました。
 座席配置はこっちのがイーストより断然いいけど、傾斜が緩いのはいかんともしがたいなぁ。
 イーストは前方左、ウェストは前方右の通路沿いの座席が、他人の頭がスクリーンにかからなくてベストでしょう。


 その他こまごま。
 グラインドハウスの「正式公開」、どこが先陣切るかと思っていたのですが(ヒルズなんてシャレたとこで見ちゃだめでしょ?)、三軒茶屋中央と新文芸座がさっそく年末にやってくれるようです。こーゆーとこで見なきゃ、でしょう。

 有楽町イトシアに「シネカノン有楽町2丁目」ができて、はやいとこ行っておきたいなぁと思ってたら、なんと山村浩二(「頭山」でアカデミー賞の話題になった人ね)の新作をやっているではないですか。
 しかし、すっげー人ナメた上映時間なのがムカツきます。どうしようか。

 短編アニメというと、チェコアニメの特集もユーロとかで始まってるしなぁ。
 見る時間がなーい……。
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2007年10月28日

しばらく書き込み滞りそうです

つか既に滞ってますが。

パンズラビリンスは見ました。[75点]
この映画でいちばんよくわかったこと。トドメは頭に2発(笑……いごとじゃないな。

エクスマキナとスターダストはなんとか見に行こうと思ってますが、他は行く暇があるかどうか……。
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2007年04月30日

コラム


 グレンラガンの4話が騒ぎになりましたが、問題の根幹は作監小林治のアクションセンスのなさにあると思います。

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 恵比寿ガーデンシネマでジャニーズ映画なんてやって大丈夫なんでしょうか。
 立ち居振る舞いがすきっと上品で丁寧すぎて、威圧感すら感じるほど洗練された恵比寿ガーデンシネマのスタッフの方々が、ジャニオタを対応するんですよ。なんか想像がつかないんですけど。
 いまごろパニックになってないでしょうか。黄色い涙じゃなくて悲鳴が飛び交ってないでしょうか。なんで映画館なのにポップコーンがないのよ! とか詰め寄られてないでしょうか。人ごとですが気になってしょうがありません。

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 新文芸座で「カジノロワイヤル」「プラダを着た悪魔」、目黒シネマで「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」、下高井戸シネマで「武士の一分」と、見てなかった昨年末の大作を総ざらえしてきました。
 以下短評。

○カジノロワイヤル[85点]
 ホールデムポーカーの経験があるもので、ポーカーのシーンのかっこよさに見ほれてました。ただ、コミュニティカードをもっとちゃんと見せてほしかった。どういう役が成立しうるか想像する楽しみに欠けたのが残念。
 また、後半はちょっと冗長。ポーカーが終わったら一気に物語を畳みかけて欲しかったです。007ではロマンスのシーンが重要なのはわかりますが。
 あとカテリーナ・ムリノはもっと露出してくんなきゃ!

○プラダを着た悪魔[65点]
 この作品見て、私、不覚にも涙をこぼしちゃったんです。

 エミリーさんがあまりに不憫で。

 だってそーじゃん! この人がいちばんミランダに食らいついてガンバってきたんじゃないの。ちょっとは報われるシーン用意してあげたって。一方で主人公のイベントクリヤのスイスイっぷりたるや、より厳しい世界を描いているにもかかわらず「イン・ハー・シューズ」を陵駕するおきらくごくらく。こんな生ぬるい「お仕事もの」を今般のOLさんたちはお望みなのですね。ああそうなのですね。

○父親たちの星条旗[70点]・硫黄島からの手紙[90点]
 二作両方を見て初めて評価できる作品、という変則性があるとはいえ、やはり凄い作品でした。戦争を淡々と再現していく映像の力が歴然ですね。特に「硫黄島」で、誰も生き残らなかった戦争を見てきたように描く様は、名作「ユナイテッド93」を思わせます。
 アメリカのメジャー作品で、「戦争を敗者側から描く」作品自体が画期的です。かの国でそれを冷静にテーマにするには、当面、題材は太平洋戦争にとるしかなさそうなので、次は沖縄戦あたりを期待。しかし、この作品を見て喝采したアメリカ人の何割くらいが、硫黄島が実在することを理解してますかねぇ。

○武士の一分[90点]
 2006年邦画トップはこっちに入れ替えって感じです。もし現代劇だったら火サスにしかならない陳腐な物語でありながら、木村拓哉が見せる武士のプライドに想像以上のすごみがあり、見惚れました。
 この作品で、壇れいの方が評価されているのはなぜですか。あれはただの「和服美人の理想型」であって断じて「田舎侍の妻」ではないぞ。

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 で、今気づいたんですけど、「黄色い涙」も「武士の一分」も、ジャニーズのタレントが Webサイト上で顔出ししてる。いつから解禁になったんでしょう?
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2007年03月24日

コラム

 浅草中映で「スーパーマンリターンズ」を見てきました。
 ……なんで「Gガール」が作られたのかよくわかりました。
 何あの三角関係。

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 アイマックスが閉館だって……もったいないなぁ。
 積極的には行かなかったけど、個人的にわりと行きやすい立地だったし、選択肢の一つだとは思っていたので、ちょっと残念。
 せめてスパイダーマン3やってからでもよかったんではないでしょうか。

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 6月に、ハムレットの中国翻案で、チャン・ツィイー主演で、原題を「夜宴(The Banquet)」という作品が日本公開されます。
 で。

 邦題が「女帝」。こう書いて「エンペラー」と読む。

 ……あきれはてた。何を言っていいのかわからない。この邦題をつけた奴は、真正の馬鹿なのか、観客を真正の馬鹿だと思ってるのかどっちだ?

 いっとくけど、これは「誤訳」を言っているんじゃないよ。GAGAもまさか気づいていないはずはないよ。
 「『夜宴』じゃ女の客こねーよ、チャン・ツィイーを大奥っぽくプッシュしたいし、『女帝』とかよくね?」「OK、でも『ジョテイ』だとダッセーから読みは英語にして『エンプレス』にしようぜ」「え、いま女性形つかうと男女平等とか何とか妙なトコがうるさくね?」「じゃ、『エンペラー』な。ちょっと『ラストエンペラー』っぽい?みたいな?」てな、彼らの都合だけが支配する短絡発想の塊が透けて見えるのがムカツくのだ。

 「クィーン」の配給元は、いまからでも遅くないので邦題を「女王」に変えて「クィーン」と読ませるとおもしろいんではないだろうか。
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2007年01月07日

2006年ベスト&ワースト

新年明けましておめでとうございます。
かなり出遅れましたが、昨年の総括です。
やや反則気味なランキングもありますが……。

ベスト10

1位/イノセント・ボイス 12歳の戦場
2位/ユナイテッド93

 自分の評価では、2006年はこの2本がダントツに抜けています。ストーリー派として、一定のストーリーが作りこまれた「イノセント・ボイス」を若干上位にとりましたが、「ユナイテッド93」の緊迫感も捨てがたい。
 何度でも書きますが、戦争を「非日常」や「嘘」として描いたものは、それだけで伝える力に劣ります(娯楽大作なら好きにしてくれればいいんですが)。この二作は、戦争が日常であることと、戦争が平和な日常を侵食することを描き切り、そこに在る人間の苦痛をはっきりと伝えてきます。

3位/力道山
 2006年一番泣けた映画。
 格闘技の関係者は全員正座してこの映画を見るべきです。特に曙(笑

4位/おさるのジョージ
4位/森のリトル・ギャング

 アニメファンですが、残念ながら国産アニメはどれも肌に合いませんでした。
 2D&子供向け作品としておさるのジョージ、3D&大人向け作品として(えっ?)リトルギャングを。なお、感想書いてないけど「カーズ」は見ています。その上でリトルギャングが上。

6位/ピーナッツ
 映画感想ブログは数あれど、2006邦画トップがこの作品なのはウチだけだと思います。でも僕は、負け犬が負けっぱなしのまま懸命に生きるこの作品が大好きです。

7位/雪に願うこと
 ばんえい競馬危機の報に際して上方修正。とはいえ、「映像の美しさ」はこの作品がダントツだったと思います。映画作家の本懐を見られる一作。

8位/Touch the Sound(の日本編まで)
 この映画をもし今後見られる方がおられましたら、「舞台が日本から外れたら」その時点で席を立ってください。あなたはこの作品に心から満足して劇場を出ることができるでしょう。

9位/SPL 〜狼よ静かに死ね〜
 はじめはこの位置に「トム・ヤム・クン!」を入れてましたが、後から思い返してみるにストーリーは圧倒的に、アクションも総合で見れば、こっちのほうが上のような気がしました。

10位/レディ・イン・ザ・ウォーター
 物語とは何か。物語を作るって、どういうことなのか。ストーリーを紡いでストーリーを救う、クリエーター哲学の映像化。「批評家」はスクラントに食われちゃえ! ……って、自戒もこめて。

次点
白バラの祈り
トム・ヤム・クン!
スポンジボブ・スクエアパンツ
クライング・フィスト
フラガール
プロデューサーズ
リトル・ミス・サンシャイン

次点までいっても「時をかける少女」も「嫌われ松子の一生」も「ブロークバック・マウンテン」も「クラッシュ」も「トゥモローワールド」も「グエムル」も上がってこない私の脳みそはどうかしていますでしょうか。

なお、自分は「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」を見ていません。
ネット界の反応を見る限り、自分に合いそうな作品という印象が強いので、もしかしたら見たら逆転するかもしれません。
でもね、年の瀬に、「二本連続二部作」とか言われたら、すんません、再来月あたり新文芸座で二本立て一気見にさせてくださいと思うのですよ(最速で二番上映するのはたいてい三軒茶屋シネマですが、あそこは座席が悪いのであまり行きたくないの)。


番外(2006年に見たけど2006年公開でない作品)

「次郎長三国志」
「サウンドオブミュージック」(暮れの早稲田松竹のミュージカル特集で見ました。これを超えるミュージカル映画って存在しうるのでしょうか)

そして、私が昨年見た全作品の中での No.1 は実はこれ。感想を書いてなくて申し訳ないのですが。

「餓鬼」(1974)

5月の CAF の一編で、10分ほどのショートフィルム。世界で初めてアカデミー賞にノミネートされたCGアニメ作品です。
機会があったらみなさんも一度ご覧ください。黎明期のCGアニメーションでありながら、あまりに見事な映像表現。さらに、限られた表現力の中で繰り出される、ラストの衝撃の展開。マジ背筋に寒気走った。


ワースト5

1位/カミュなんて知らない(ラスト10分を除く)
 書く前は「銀色の髪のアギト」しかないだろうと思っていましたが、思い直せばあったわ、コレが。「トゥモロー・ワールド」の驚異の長回しを見て、本作の評価はさらに下がりました。技術誇示のための長回しなんていりません。

 この作品で問題なのは、たぶん別人が作ったラスト10分以外は、題材とした豊川事件に対して真剣に向き合おうとしていないってことです。カミュになぞらえている時点で、「フィクション」か「過去にあった有名事件」くらいの距離でしか見ていないんですよ。
 事件の当事者に対して極めて失礼な、それこそ「コンクリート」にも近いやり方なのに、「これが映画という芸術なんだ」と製作者たちが胸を張っている感覚が伝わってくるのが不愉快でなりません。

 「ジュウブンノキュウ」(本作の助監督東条政利の作品)ともども、映画を育てる立場の人たちが、映像さえ作れればそれでOKと考えているのなら、ちと問題ですよ。

2位/銀色の髪のアギト
 今年は大作・話題作の国産オリジナルアニメ作品が多数公開されましたが、「時かけ」に入り込めなかった自分としては、どれもイマイチだった感がぬぐえません。コレがケチのつき始めだったのかもね。このレベルでいいんだったら……という意識が生まれたんだったりして。

3位/メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬
 世間様では評判いいので、ちょっと反発したい。なんで??? この映画を肯定できる人の心理が僕にはよくわからないよ。

4位/ラブ★コン
 あの元カノさんをスピンオフして純情萌え萌えラブストーリーで一本作ってくれたら許してあげます。
 超映画批評の絶賛は、映画会社に対する追従か何かだろうと思っていたのですが……本気で傑作と思っているようです。絶句。

5位/該当作なし
 なしっていうか……ここまでの4作品は救いどころがないんです。
 ここから先に、ワーストといって貶めるほどではないがひどいデキ、というのがひしめいてます。どれをこの位置に入れていいのかわからないので、候補をタイトルだけ列挙。
「ガラスの使徒」「マクダル・パイナップルパン王子」「ナイトウォッチ」「ウルトラヴァイオレット」「パビリオン山椒魚」「悪魔とダニエル・ジョンストン」「アタゴオルは猫の森」「L.A.ライオット・ショー」「スキャナー・ダークリー」。

 あと、「かもめ食堂」「隠された記憶」「ワールドトレードセンター」は世間様の評価が納得いきません。

 それでは今年もよろしく。
posted by アッシュ at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

ショートコラム

たまには小ネタで。

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「映画生活」におけるアイドル映画評価の非常にわかりやすい1パターン。

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Seesaa では、検索サイト経由で来てくださる方の「検索ワード」がわかるのですが。

このサイトのダントツトップは実は「山中聡」だったりします。
1回しかネタにしてないのに。昼ドラ出るとやっぱ違うな。

「隠された記憶 ネタバレ」で来る方もかなり目立ちます。
そんなご大層な内容じゃないんだけどなぁ。

あとさー、目立つと言えば「ウルトラバイオレッ」。
トラックバックでそう記述されちゃったからしかたないのだけれど。
バイオマンのリーダーはレッドワンであってバイオレッドではないぞ(違

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テアトル池袋閉館。
まぁ、しかたないでしょうねぇ。
ここでは「デッドリーブズ」や「ネガドン」を見ています。上映作品はユニークだったのですが、立地が悪いこと以上に、スクリーンが小さくて見にくいのはなんともしがたかったです。
正直、なるべく避けたい映画館でしたから。

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早稲田松竹の 8/5 〜 の二本立てはヤバいと思います

ここのスタッフは「ベルヴィル・ランデブー」をちゃんと見てからこのラインナップを決めたのかしらん。
確かに傑作アニメなのだけれど、どう考えても「ウォレスとグルミット」と並べるのは……偏狭なPTAおばばに上映5分後に怒鳴り込まれても知らないぞ。

何しろこの国には「立喰師列伝」に孫(5歳くらい)を連れてくるおばあちゃんがいるんですから。
私の隣に座ってたんだけど、たぶん、新聞か何かの「アニメ」という文字にだけ反応したんだろうなぁ、と思うと、もうなんか存在自体が哀れな状態で。
……まだアニメの立ち位置なんてそんなもんなんすよ。えぇ。

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さて、今週は大物……のまえに、たぶん「王と鳥」を見に行くと思います。
シネマアンジェリカはシブヤシネマソサエティ時代を通じて初めて行くスクリーン。
ゲドあやかりの公開であろうと考えると、今日明日はさすがに混みそうな気がするんだけど、どうだろう……。
posted by アッシュ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

新橋文化劇場のラインナップがなかなかスゴイ話

 新橋文化劇場に「プライマー」を見に行ったんですけど、上映時間の三分の一近く爆睡したので感想はなしです。
 ……いやぁ、タイプ的には好きな話のはずなんだけど、あまりに語り口が平板で……寝てる間にかなり重要な部分を見逃したみたいで、話についていけませんでした。
 調子のいいときにリベンジしたいものですが、このマイナー作品を二番上映してくれる映画館なんてもうないだろうなぁ……。行ったことないけど、浅草近辺ならどうなんだろう……。


 で、新橋文化劇場では、向こう2ヶ月のスケジュールが載ってる割引券つきのチラシを入場時に必ずくれるのですが……この3月4月が自分好みの「他では絶対やらないマイナー作」が目白押し状態に。これを手に入れただけでも行った価値がありましたヨ!

 まず第一に。本サイト2005年No.1 評価の「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」が 4/15 〜 4/21 の週にかかります。
 ホントに必見ですから! ぜひあの陽気なウェスタン村にあなたも出かけてください。そしてジジィの無骨なプライドに、感動のラストシーンに涙してください!
 チラシの惹句が、短いながらもめっちゃツボついているのでそのまま引用。
 「実在の撮影所を舞台に過去に葬られようとする元スタントマンたちが哀愁溢れる男の生き様をアクションを散りばめて贈る痛快ウェスタン・アクション!」


 3/18 〜 3/24 には「ステルス」&「シンデレラマン」という驚愕の二本立て。なにゆえこの二つが二本立てになったのか想像がつきませんが、うまい具合、両方とも見たかったけど見てなかったので助かります。
 特に「ステルス」。この作品、「絶対二番館でやるだろう」と判断して後回しにしてたんですが、同時期のファンタスティックフォーがあちこちでかかり、シン・シティでさえ池袋新文芸坐がやったのに、この作品だけはいつまで経ってもどっこもやらないので、「ヤバい話だから自主規制でもかかってるのか?」と本気で心配していたくらいです。 
 そんなわけで、さすがは我らが新橋文化劇場、と感服した次第なのであります。

 4/8 からの週は「イントゥ・ザ・サン」&「イントゥ・ザ・ブルー」のイントゥ・ザ・二本立て。なんかすげー思いつきだけのようでいて、この組み合わせはなかなか面白いかも。
 4/22 からの週ではミシェル・ヨー対パンダのガチバトルが見物(笑)の「シルバーホーク」がかかります。
 あと 3/25 からの週で、「デッドライン」という聞いたことのないタイのアクション映画と、イギリス製どシュールSFの「NOTHING」が同時にかかります。これもまったく想像のつかない組み合わせですね……。

 ともかく、作品よりもこの1枚のチラシに感動してしまいました。さーて時間をどうやって空けようか……。
posted by アッシュ at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

運命じゃない人/中村靖日・山中聡トークショー

 「運命じゃない人」は2回目の鑑賞。
 ていうか、たぶん見に来ていた人の大半が複数回鑑賞しているに違いなく、爆発的な笑いは皆無。昨年、旧ユーロスペースで見た1回目の鑑賞では、最初の宮田マンション内の「交錯」が発覚するシーンで大爆笑だったものですが。
 ネタ割れしちゃったら、後は伏線の確認などしつつふんふん頷きながら見るしかない映画ですからね。そこらへん弱みといえば弱みかもしれない。

 つーわけで、本日の目的は「生宮田」in下高井戸シネマ。実はいちばんご近所な映画館が下高井戸シネマなのです。
 駅や商店街のポスターに数日前から突然手書きの「中村靖日トークショー」ってポップが貼り付けられ、今日行ってみたらばその行間に「山中聡」ってまた手書きで書かれてました。「レイトショーの後にトークショー」っていうスケジュールだのに集まったのはけっこうな年齢の方々ばかりで、下高井戸シネマとはどういう存在であるかまたひとつ思い知らされた感じがします。

 その内容は、むろん撮影裏話やら何やら。どうなんだろ、僕もこういうイベントにあまり参加する方ではないので比較はできませんが雰囲気は良かったです。
 トリビアっぽいところをいくつか並べてみます。敬称略でヨロシク。
・探偵にしてはド派手な神田の車は、実は関係者のエラい人の私物。
・真紀、宮田、神田が出会うレストランは、呪怨2の打ち上げが行われた場所でもある。
 中村靖日はチョイ役で出演してその打ち上げに参加しており、後日本作の撮影に参加して、「ここ来たことある!」と驚いたそうな。
・ちなみにこのレストラン、撮影終了後間もなく潰れてしまい、今はもうない。

あと一個はラストネタバレで。

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posted by アッシュ at 02:58| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月08日

はじめまして&2005年ベスト/ワースト

 はじめまして。今年からブログで映画感想など書いてみることにしました。
 映画を本格的に見るようになったのは1年半くらい前から。2005年の年間鑑賞数は70くらい。この数でどれくらいエラそうなことが言えるかどうかわかりませんが、よろしくお願いします。

 なお、安く上げるために名画座(新橋・目黒・三軒茶屋・下高井戸etc)を活用してますので、いわゆる大作は、封切当時に見ない可能性大です。

 好みの傾向としては、
 ・映像よりもストーリー重視。
 ・アニメ大好き。特にマイナーな奴。

 ま、箇条書きにするより、2005年ベスト10とワースト5を挙げてみましょうか。

ベスト10
1.マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾
 文句なし。テンポがよく、しかし型どおりには収まらないストーリー展開が抜群。とにかく先が見たくて知りたくてたまらないワクワク感が、ラストシーンまで一瞬たりとも途切れず持続する、稀有な作品。そして男っぷりで泣かせる。これぞホンモノの娯楽。

2.リンダリンダリンダ
 受け入れず、突き放さず、ただただそばで見ているだけの卑近な視点。観客はそんな傍観者のひとりになる。感動的に微妙な「間」が、悦びとして、「そーだよ、高校生活ってこんなだったよ」という懐かしさとともに伝わってくる。……実際の高校生はそんなこと思わないだろうなぁ。年取ったなぁ、ちくしょう。

3.運命じゃない人
4.サマータイムマシンブルース
 トリッキーなシナリオで魅了してくれた二本を続けて。「犬」の使い道が途中で読めちゃった「サマータイムマシンブルース」より、最後まで先を読ませなかった「運命じゃない人」を一歩上にとったが、わかりやすさ、という見方で逆にする人も多いんじゃないかな。

5.亀も空を飛ぶ
 クルドというだけで、青春ベタ甘初恋ストーリーはこんなにも過酷なものになる。
 でも本当に、これが彼らにとってのごくフツーの青春ストーリーなんだと思う。

6.火星人メルカーノ
 期待票コミでこの位置に。アルゼンチンのアニメーション。話の作りや世界設定、ストレートな「怒り」の表現など、ラテン系っぽくありつつも思ったよりスマートなつくり。見所は多い。
 ただ、実際の鑑賞時は、グロ殺害シーンでゲラゲラ笑う若い奴がいて、すごく気味悪く不愉快だった。

7.キング・コング
8.バタフライ・エフェクト
9.ミリオンダラー・ベイビー
10.惑星大怪獣ネガドン

 悩んだのは宇宙戦争、Dearフランキー、バス174、フォーガットン、ロッテ・ライニガーの世界あたり。

 番外で入れて良ければビッグ・フィッシュ。昨年末に三軒茶屋中央劇場のリバイバルで見て、なぜリアルタイムに見なかったのかと大後悔しました。
 マカロニウエスタンとどっちが上かというくらいの傑作。……共通点は「現実ではなく虚構を選び取ったことをプライドとするジジィ」が主人公だということで、つまり僕はこういうのに弱いのです。

ワースト5
1.オープン・ウォーター
 「ボートの上から撮影しました」と胸張って宣言しているがごときあの映像のいったいどこが怖かったのか、サンダンス映画祭に行った人とか、この作品をべた褒めしたあの超映画評論家を小一時間問い詰めたい。同じアングルで同じ映像がタラタラ流れるだけで、退屈極まりない。
 サメが本物か知らんが、この映画でいちばん恐怖を伝えなければならないのは、「海の孤独」じゃなかったのか。

2.劇場版鋼の錬金術師シャンバラを征く者
 TVアニメ版全50話を真剣に見てきた人たちを、TVアニメ版の製作者自身が、いちばん肝心な設定を反故にするという最悪の形で裏切った。てめぇらの趣味は近代ドイツかも知らんが、そんなこと俺が知るか。

3.妖怪大戦争
 期待はずれという意味でダントツ。全然妖怪が妖怪らしいことしてないじゃん。フトモモとショタを見に行ったワケじゃないんだよ。ホントに三池監督とは相性が悪い。

4.真夜中の弥次さん喜多さん
 ホモやるんだったらホモで突っ走れよ。なんだよあのオクサンの立ち位置は。あの内容で既成の愛の概念なんて無用だろうに、意味わかんねぇ。

5.ワーストコンタクト
 「鳶がクルリと」とどっちをここに置こうか迷ったが、いちおう話としてはまとめた「鳶」よりは、エンディングの投げ捨てっぷりにあきれ果てたこっちを下に見る。どっちにしろ、哀川翔はホントにもう、仕事を選んでいい立場だと思うんだけど。

番外、逆境ナイン。なんで三重県。何が三重県。 By 三重県出身者。

 2005年は、そんなに酷い作品はなかったよね...歴史に残る最低作品「デビルマン」と、個人的にはそれよりはるかに評価低い「IZO」を見させられた2004年に比べれば、まだマシなのばっか。
 てゆーか、あまりにひどそうなのは基本的に避けるようにしてます。MASK2とか。TAKESHI'sとか。
posted by アッシュ at 03:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする